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【第68回】コンゴ民主共和国から、こんにちは

2021.11.10

コンゴ民主共和国在住、「TKT48」広報部海外メンバーのAikoです。

夫の転勤により、4年過ごしたブルキナファソからコンゴ民主共和国へと引っ越しました。

今回は駐在妻の視点から見たアフリカ大陸内の転勤移動と、新たな生活を送っているコンゴ民主共和国の概要についてお届けします。

コンゴ民主共和国って、どんな国?

コンゴ民主共和国は、アフリカ大陸のほぼ中心に位置する国。コンゴ共和国、アンゴラ、ザンビア、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ、ウガンダ、南スーダン、中央アフリカ共和国の9カ国と隣接しています。(「コンゴ」とつく国は2つありますが、コンゴ民主共和国は元ベルギー領コンゴ、コンゴ共和国は元フランス領コンゴです。)

234.5万km2という広大な土地に、およそ8,679万人が暮らしています。

首都はキンシャサ。公用語はフランス語。

コバルト、金、ダイヤモンドなど豊富な地下資源がありますが、地元の武装勢力と政府の治安部隊が衝突をくりかえしていたり、武装勢力による地元住民の虐殺、誘拐などの非人道的行為の発生が数多く報告されていたりと、治安の悪さが懸念されています。地域によっては「退避勧告」の出されているところもあります。

私たちが暮らす首都のキンシャサでは、ストリートチルドレンや武装グループによる犯罪が多発しており、

・日中でも徒歩による単独での移動を避け、できる限り車両を利用する

・車両のドアは必ずロックし、窓は開けない

・デモ等群衆が集まっている場所には近寄らない

といった内容が外務省の安全情報に書かれています。

赴任前はこれらの治安情報を聞き、不安でいっぱいでした。しかし、実際に接する現地の人たちは明るくフレンドリーな人たちばかりで、今のところ危険な思いをしたことはありません。

驚くほどの大都市キンシャサ

2021年7月。

早朝にブルキナファソを出発し、コンゴ民主共和国の首都キンシャサの空港へ着いたのは夕方のこと。

前日までの荷物整理や移動の疲れ、無事に到着した安堵、新たな生活への期待と不安。 様々な感情が入り混じる中、ブルキナファソよりも明るい町並みと涼しい風が印象的だったことを覚えています。

入国審査と入国時PCR検査を終え、荷物を受け取った頃には、辺りが暗くなっていました。 空港からホテルまでは、夫の会社が車を手配してくれます。ブルキナファソから運んできた荷物をいっぱいに積んで、ホテルのあるタウン中心部へ向かいます。最初に見たのは、噂で聞いていたキンシャサの大渋滞。

バイクと歩行者が縦横無尽に移動し、車間距離数センチで食い込んでいかないと前に進めないカオスな交通事情を目の当たりにしながら、「もしかすると、とんでもないところに来てしまったかもしれない」と感じていました。

翌日、明るくなってから見たキンシャサは、驚くほどの大都会。 高層ビル、エスカレーター、自動ドア、ショッピングモール、屋内キッズスペース、どれもこれもブルキナファソでは見ることのなかったものばかりで、私も子どもたちも大興奮。ブルキナファソで最も規模の大きいスーパーよりもずっと大きく、品揃えの充実したスーパーが何軒もあります。

キンシャサには、およそ1707万人が暮らしています。これは仏語圏の都市ではパリに次ぐ、世界第二の都市人口らしく、渋滞が多いのにも納得です。

赴任して最初の1カ月、大変だったことは?

家も車もなかった私たち。同じアフリカ大陸、ブルキナファソと同じ仏語圏の国といえど、全く別の国。土地勘もなければ、頼れる友人や家族もいません。

赴任当初、特に苦労したことは、以下の3つです。

①ホテル生活

夫は、赴任の翌日から出勤。右も左もわからない場所で、3歳・5歳児と過ごすホテル生活には苦労しました。 少しでもストレスを軽減させようと、奮発していいホテルの広めの部屋に宿泊したので、インターネットがスムーズで、テレビではDisneyチャンネルも見れて、助かりました。

②車なし生活と子連れのタクシー移動

前述の通り、治安が悪いため、徒歩での移動は禁止。 車のない私たちはタクシーで移動するしかありません。土地勘がなく、通貨もよくわからない中、子どもたちが騒いだりケンカをしたりする横で、タクシー運転手とフランス語で値段交渉をするのは至難の技です。 時間通りに来ないタクシーや、やっとタクシーが来たのにわがままを言って移動したがらない子どもたちにも困り果て、キンシャサ生活に不可欠なのは車だと実感する毎日です。

③混在する2つの通貨

コンゴ民主共和国では米ドルとコンゴフラン、2つの通貨が使われています。スーパーなどの基本的な値段はコンゴフランで表記されていますが、支払いはどちらでも可能です。 主に10ドル以上の金額は米ドル、10ドル未満の金額はコンゴフランが使用されています。米ドルで支払って、お釣りがコンゴフランということが当たり前で、レートの計算がとても複雑です。 いまだに自分がいくら払っているのか、お釣りは合っているのか、わからないまま買い物をしています。

現在は、赴任して2カ月。家と子どもたちの学校が決まり、少しずつ生活を立ち上げています。

あせらず、少しずつ、新しい環境に慣れていこうと思います。

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