海外人事のためのウェブメディア「海外赴任LAB」

Country
<dt>Country</dt>

各国トレンド 現地情報 転勤族協会TKT48 広報部海外メンバー

【第69回】コンゴ民主共和国での、生活の立ち上げ

2021.12.01

コンゴ民主共和国(以下、『コンゴ民』と略します)在住、「TKT48」広報部海外メンバーのAikoです。

夫の転勤により、2021年7月にブルキナファソからコンゴ民へと引っ越してきました。

どの国でも、駐在家族に最初に立ちはだかるのは「生活立ち上げ」の壁ではないでしょうか。今回は、アフリカ諸国間の引越しとコンゴ民での生活立ち上げについて、私たちが苦労したポイントを中心にお届けします。

アフリカ大陸内、どうやって引っ越す?荷物はどうした?

海外転勤の場合には、船便のコンテナを利用して家具を運ぶ方もいらっしゃるかと思いますが、我が家はブルキナファソでの家具を処分して、スーツケースとダンボール数箱で引っ越すことにしました。

<中古の家具・家電は、海外駐在コミュニティーでリサイクル>

ブルキナファソには海外駐在員とその家族が参加している非公開のSNSグループがあり、中古家具や家電、車などの売買を行うことができます。 現地では手に入るものが限定的なので、とても人気です。こちらに投稿した家具や子ども用品、車はすぐに買い手が見つかりました。

<ものをムダにしない>

ブルキナファソの人たちは、物をムダにしません。日本にいたときにはお金を払ってきれいなマットレスを処分していましたが、ブルキナファソではどんなに古く汚く壊れていても、誰かが必要として引き取り、修理し大切に使ってくれます。 壊れたおもちゃも、破れた子ども服も、汚れたマットレスも、シロアリに食べられたテーブルも、どんなものでもすぐに引き取り手が見つかったので助かりました。今回の引越しで捨てたものはほとんどありません。

コンゴ民での家探しと、家具の購入

ブルキナファソで使っていた荷物を処分し、スーツケースと数箱の段ボールでコンゴ民にたどり着いた私たち。1カ月ほどホテルに滞在し、その間に家探しと家具の購入を行いました。

<家探し>

首都キンシャサには、駐在員や現地の富裕層が生活するエリアがあり、多くの駐在員がその地区から家を探すことになります。エリア内には海外駐在員に人気の物件がいくつかあるので、当初より候補はかなりしぼられていました。 私たちが決めた物件は、警備員付きの大きな壁に囲まれた、1000世帯以上の家族が暮らす住宅地にあるマンション。 ブルキナファソではすべての窓やドアに鉄格子がついていましたが、キンシャサの住宅地の中は安全なので大きな窓付きの明るい部屋があり、敷地内にジムやプール、公園もあります。子どもを連れて敷地内を自由に歩けるのが、決め手の一つでした。

<家具はどう揃える?>

以下のような方法で、少しずつ家具を揃えました。

①地元の大工に頼む

②SNSグループで中古の家具を購入

③家具屋で新品を購入

キンシャサには、ORCA Deco(オルカデコ)と呼ばれるアフリカ大陸に29店舗を展開するインテリア雑貨店があり、そこでほとんどの家具が入手可能です。とはいえ、輸入品で高価であるため、可能な限り中古品を揃えるように努めました。

最も苦労した車探し

治安が悪いキンシャサ。徒歩での移動は原則禁止されています(前記事を参照して下さい)。企業によっては、タクシー移動を禁止しているところも。 そうなると、生活に不可欠なのが、車。車がなければ、買い物も学校の送迎もできません。 正規ディーラーのリースサービスなどは、ほとんどないアフリカ。

キンシャサでの車の購入方法は主に以下の3つです。

①正規の販売代理店で新車を購入

②個人ディーラーから中古車を購入

③離任する駐在員などから中古車を購入

キンシャサは交通渋滞がひどく、あちこちで接触事故が頻発しています。接触してボコボコの車をよく見かけるので、新車購入には元々消極的でした。さらに新車購入の場合は、到着までに数ヶ月かかることもわかり、一刻でも早く車が必要だった私たちは、中古車を探すことにしました。 とはいえ、ほぼ内陸のコンゴ民。以前暮らしたブルキナファソでもそうでしたが、内陸国では物流コストがかかり、中古車の価格が高くなります。 さらに、年式や走行距離数はわかるといえど、整備士の資格があるわけでもない素人が、外に並ぶ車を見ただけで「状態が良い、悪い」の判断をすることは難しく、ほぼ運に任せるしかありません。(ブルキナファソで購入した中古車には、修理費で別途100万円ほど費やしました。)

悩みに悩んだ末に、2007年製の日本からの中古車を100万円で購入。手続きに1カ月ほど時間がかかり、乗れるようになったのは、つい最近のことです。

<アフリカでの車探しは、運次第>

アフリカ諸国に暮らす友人からも、

・内陸国、さらに英語圏よりも仏語圏ほど中古車の価格が高い

・すぐに壊れて修理費がかさむ

といった共通の悩みを耳にします。

アフリカ仏語圏、さらに内陸国の駐在生活では、本当に車探しに苦労します。

よほど車に詳しい人でない限り、アフリカでの中古車探しに必要なのは「良い車を引き継いでくれる前任者」、もしくは「運」かもしれません。

Related Articles

合わせて読みたい

Interview

海外で活躍する先人達