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【第70回】コンゴ民主共和国に来て驚いた3つのこと

2021.12.21

コンゴ民主共和国(以下、コンゴ民)在住、「TKT48」広報部海外メンバーのAikoです。

夫の転勤により、2021年7月にブルキナファソからコンゴ民へと引っ越してきました。コンゴ民は、これまで暮らしてきたブルキナファソと同じアフリカ大陸、同じ仏語圏の国ですが、国が違えば生活も異なります。今回は、混在する2つの通貨、右ハンドルと左ハンドルの車がごちゃごちゃな車事情など、コンゴ民に赴任して驚いたことをお届けします。

2つの通貨が混在!?計算が早いコンゴの人たち

こちらに来て一番驚き戸惑ったことは、米ドルとコンゴフランが混在する2つの通貨です。スーパーでも、ガソリンスタンドでも、お金のやり取りは、すべて米ドルとコンゴフランで行われます。

基本レートは「1ドル=2,000コンゴフラン」。スーパーなどお店の価格表示はコンゴフランで表記されていることが多いですが、中には米ドルで表記されているところも。コンゴフランは紙幣のみで、一番大きな紙幣は20,000コンゴフラン札(およそ10ドル)です。そのため、高額な金額のやりとりの場合は、米ドルが使われる場面が多く見受けられます。

どちらの通貨を用いるにしても、「1ドル=2,000コンゴフラン」というレートと、財布の中にある通貨を頭の中で計算して支払わなければなりません。金額によっては、米ドルとコンゴフランを併用して支払うことも。米ドルで支払って、お釣りがコンゴフランで返ってくることもしょっちゅうあります。

お店によってレートがほんの少しちがったり、5ドル未満の米ドルは受け付けてもらえなかったりなど、細かいルールがあるところがまた難しいところ...。私はこれまでベナン、ブルキナファソ、コンゴ民で駐在生活を送ってきましたが、お金の難易度が最も高く、毎日の買い物で頭を使わないといけないのが今暮らしているコンゴ民です。 赴任して3カ月以上が経ってもレジであたふたしている私は、米ドルとコンゴフラン、2つの通貨を頭の中でさっと計算してしまうコンゴの人たちの計算能力に毎日驚いています。

右ハンドルと左ハンドルが混在する車事情

次に驚いたのは、車。 コンゴ民の道路は、右側通行です。以前暮らしたベナン、ブルキナファソも右側通行で、ほとんどの車が左ハンドルでした。 右側通行なので、左ハンドルの車が一般的なはずなのですが、首都キンシャサを走っている車は半分近くが日本と同じ右ハンドル。バスやタクシーも右ハンドルの車ばかり。町中を右ハンドルと左ハンドルの車がごちゃごちゃになって走っている様子には、本当に驚きました。

中古車を探していた時に候補にあがってきた車も、右ハンドルと左ハンドルの車の数が半々。右ハンドルの車は日本からドバイを経由して輸入された車が多いようです。ベナンやブルキナファソといった西アフリカと比べて、アフリカ大陸の中央に位置する地理的条件によるものなのでしょうか。 ちなみに我が家が購入した車は、右ハンドル。もちろん、日々の移動には何の問題もありません。

南アフリカ系スーパーがある仏語圏の国

旧宗主国の影響が、今でも色濃く残るアフリカ諸国。アフリカ駐在生活には欠かせない外資系スーパーも、旧宗主国の影響が強く残ります。アフリカにある外資系スーパーは、英語圏と仏語圏とではお店が異なります。 これまで訪れた仏語圏の国には、「Casino」や「Carrefour」といったフランス系スーパーがあり、フランスの商品が多く並んでいました。

コンゴ民のスーパーで驚いたことは、英語圏のアフリカ諸国でおなじみの「SHOPRITE(ショップライト)」という南アフリカ系スーパーが進出していたことです。仏語圏の国で見たのは、初めてでした。 SHOPRITEの店員さんはフランス語を話しますが、フランス製の商品に混ざって、ビルトン(南部アフリカ名産の干し肉)やルイボスティー、南アフリカワインなど、南アフリカ製品も多く並びます。

結婚前に南部アフリカに暮らしていた私は、SHOPRITEによく通っていたので、大興奮。当時よく食べていたお菓子やルイボスティーを、懐かしみながら購入しています。夫も、南アフリカのおつまみやワインにすっかりはまっている様子です。 仏語圏なのに英語圏でおなじみのお店が進出しているのも、アフリカ大陸中部に位置し、南部アフリカに近い地理的条件によるものなのかもしれません。

アフリカ54カ国、国が違えば文化も違う

アフリカは一括りにされてしまいがちですが、アフリカ大陸には54の国があることをご存知でしょうか。 実際にアフリカ仏語圏の国、英語圏の国、アフリカ西部、中部の国に暮らしてみると、それぞれの国によって生活や気候、文化が異なり、それぞれの国らしさがあることを実感させられます。 まだ慣れないコンゴ民の生活ですが、これまで暮らしたアフリカの国々の文化と比較してみたり、新たな一面を見つけたりと、楽しんで生活していきたいです。

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