海外人事のためのウェブメディア「海外赴任LAB」

GLOBAL INFORMATION
<dt>GLOBAL INFORMATION</dt>

イギリス ヨーロッパ 各国トレンド 現地情報 生井 裕子

【2018最新版】ロンドン市内の交通事情

2018.07.31

ロンドン市内の交通事情とは?

東京23区の面積と比べると、ロンドンはそのおよそ半分。実際にロンドンの街中を移動すると、コンパクトな都市と感じるのではないでしょうか。

ロンドン市内を移動する主な手段は、地下鉄、バス、電車、タクシー。街の中心では渋滞が日常茶飯事のため、市内を最も早く移動できる手段は、地下鉄と言われています。現地の人は、地下鉄のことをチューブ(Tube)と称することが多く、市内をを四方八方に11本の地下鉄の路線が走っています。

 

便利な地下鉄 お得なバス そして心強いブラック・キャブ

地下鉄・バスの料金はゾーンによって変わります。ゾーンとは運賃の計算などを行う際に中心円状にエリアを区分したもので、中心をゾーン1とし、その周りを囲むようにゾーン2、ゾーン3...ゾーン9となっています。数字が大きくなる程、ロンドンの中心街から離れていきます。

 

地下鉄の切符の買い方は、出発地と目的地のゾーン区間を購入します。オン・ピーク(平日、朝6時半から9時半と夕方4時から7時)とオフ・ピーク(オン・ピーク以外の時間帯)で料金が変わり、オン・ピーク料金が若干高くなっています。また、路線によっては、24時間運行している路線もあります。

 

切符を購入する際におすすめしたいのが、オイスターカードです。オイスターカードとは日本でいう、SuicaやICOCAのような交通ICカードです。オイスターカードは1枚5ポンドで購入でき、不要になれば返却可能で、購入金額代の5ポンドが返金されます。このカードにお金をチャージするか、または必要なゾーンの区間の定期トラベルカード※を購入します(トラベル・カードではバス、トラムの乗車も可能です)。オイスターカードの購入は地下鉄の駅などにある自動販売機で可能です。日本語での操作案内もあります。

 

また、ロンドンを象徴する二階建の赤いバスは、市内のいたる所を走り、行先によっては地下鉄よりも便利な場合があります。「N」の文字がバスの路線に表記されているのは、ナイト・バスと呼ばれ24時間運行しているという意味です。現金での乗車は出来ません。一律1.5ポンドで、1時間以内であれば、何度も乗り換えができます。バスの支払いは上記でおすすめしたオイスターカードやコンタクトレス決済が可能なキャッシュカードやクレジットカードで支払いが可能です。

 

バスと同じくロンドンの街中でよく見る黒いタクシーは、ブラック・キャブと称されます。繁華街では多くのブラック・キャブが走っているので容易に拾うことができます。ブラック・キャブの支払いも現金のほかに、カード払いが可能です。ちなみにロンドンのタクシーは日本とは違い自動ドアではないので、ご自分でドアを開閉するのであしからず。

 

電車には、オーバー・グラウンドとナショナル・レイルがあり、こちは郊外まで続く電車です。オーバー・グラウンドは、現在のロンドンを走る路線の中で最も新しい路線です。場所によって地下鉄の駅とリンクしている箇所もあります。ナショナル・レイルは料金が日時によって変わります。前もってネットで切符を購入すると、お得な場合もあります。また、あまり知られていませんが、南ロンドンには路面電車も走っている地域もあります。

利便性と安全性

ロンドンは他の主要都市と比べると、交通機関を使っての移動は比較的便利で分りやすい、という定評があります。しかしながら、大都市であることで、どの程度安全なのか、というのは正直気になるところ。ロンドンの移動に不安と思われる方は、ブラック・キャブが一番安心できるのではないでしょうか。

 

英語が不得意な方でも、紙に書いた住所をドライバーに渡すなどすれば目的地まで運転してくれることでしょう。ロンドン市民だけでなく、世界中の旅行者に親しまれているブラック・キャブ。この運転試験は「世界一難しい試験」と呼ばれるほどです。ブラック・キャブのドライバーの方々は、平均4年の年月を費やし、簡単に取ることのできない資格をお持ちです。

大都市ロンドンの今

大都市であるがゆえに、事件事故の発生率も高いのは事実ですが、ロンドンは、いたるところに防犯カメラが設置されています。1960年代から始まった防犯カメラの設置は、2020年までには64万台に及ぶとも言われています。多くの人が集まる大都市の防犯対策の一面です。また、ロンドンでは様々な移動のためのアプリが対応されているので、活用してみるのもいいでしょう。ロンドン交通局TFLのサイトも便利です。(TFL:https://tfl.gov.uk/)日本語でも対応されており、現在のTFLの運行状況も知る事ができます。

 

ロンドナーの交通手段は、ここ3・4年で、劇的に変化した動向があります。それは便利で安いタクシーの出現でした。アプリを使って、自分の現在地、目的地を入力し、タクシーを待つだけ。支払いは、アプリに登録したクレジットカードから支払われるので、ドライバーと直接お金のやりとりはありません。スマートフォンから専用のアプリを使って手配できるタクシー配車サービスにより、多くの人がより頻繁にタクシーを利用するようになったのです。ブラック・キャブと比べて安価であることが、浸透の理由でしょう。ロンドンに慣れてきた方には、便利な交通手段かもしれません。

Related Articles

合わせて読みたい

Interview

海外で活躍する先人達