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【第65回】さようなら、ありがとう、ブラジル

2021.09.03


「転勤族協会TKT48」広報部海外メンバー・ブラジル在住のリオママです。

 今回は、突然決まった本帰国についてお届けしたいと思います。


コロナの影響

2019年12月末、リオに来てちょうど1年目に差し掛かる頃。

私達家族は親族の挙式に参加する為に、日本に一時帰国しました。

当時、妊娠6ヶ月目との事もあり、この帰国の際に日本で出産を終え、8月頃にリオに戻る予定としていました。しかし、2020年1月に入り世界中でコロナが流行し始め、私達の駐在先であるリオでも大流行となってしまいました。リオでも、学校はお休みになり、主人の会社も在宅勤務となりました。状況が悪化していくに連れて、会社からは帯同家族は帰国する様に促す連絡もありました。リオに居る多くの帯同家族も日本に一時帰国したと聞きました。


第一子の息子が産まれた際も主人は単身海外赴任であった為、今度こそは予定日に戻れる様、出産に立ち会える様に飛行機を手配していたのですが...。今回はなかなか会う事も出来ず、第二子と会う事が出来たのは、子供が4ヶ月になってからでした。家族とは一体何なのかを悶々と考え、この状況を呪いました。それに追い討ちをかける様に、8月にリオに戻る為の航空券がキャンセルされ、いよいよ、私達は今後どうしていくべきか、真剣に考え始めました。


リオに戻るかどうか、問題点洗い出し

<息子の学校>

子連れ海外駐在の方なら、必ず付き纏う悩みが学校の問題だと思います。今回、息子は小学校に入学するタイミングが迫っており、日本に残る場合は早く小学校を決めてあげる必要がありました。

<リオの医療問題>

過去に息子が1ヶ月ほどリオで入院した経験があり、その経験から、もう二度とリオで入院生活を送りたくないという思いがありました。ましてや、コロナで医療崩壊寸前の病院に入院となると、恐ろしくて、それだけでリオに戻る事を辞めたくなりました。

<下の子生まれたばかり>

コロナという未知のウイルス。生まれたばかりの子供を連れて、リオに戻る事のリスクが計り知れず、どうしたら良いのか途方に暮れました。

<家族が離れ離れ>

日本に残る選択をすれば、家族は離れ離れに。また、私一人で子供二人の面倒を見なければならなくなります。

<両親に何かあったら>

リオに戻るとなった場合、高齢の両親がもしコロナに感染して、重症になってしまったら、これが最後になってしまう。そんな思いもありました。


選んだ答え

上記の問題点を踏まえて、2021年4月より、主人はリオ、私と子供達は東京で新たに生活をスタートしました。

リオに居る友達へのお別れの挨拶も、荷物の整理もできないまま、一時帰国中に決まった突然の本帰国。

あっけなく終わってしまったリオでの生活。

リオに戻る事も出来たけれども、日本での生活を選んだ事。これで良かったのかと、今でもふと思う時があります。

しかし、今、元気に過ごしている子供達を見ていると、これで良かったと思います。ブラジルで食べたお菓子が食べたいと言う息子が、パパに買って帰ってねとお願いしている姿を見て、まだリオと繋がっているんだと不思議な気持ちになります。

コロナが落ち着いたら、さよならを言えなかったらリオに、さよならと言いに行きたいなと思っています。

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