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【第6回】帰国の度にスキルアップ!インド在住者流買い出し術とは?

2019.02.28

帰国の度にスキルアップ!インド在住者流買い出し術とは?

転勤族の妻(略して転妻)がお届けする『現地発』のリアルリポート、今回はインド在住「TKT48」広報部海外メンバーのsayokoが、インド在住者流一時帰国時の買い出し術についてお伝えします。

インドは海外転勤の中でも、最も日本のものが手に入りにくいと言われています。食料品、日用品ともにごく一部の日本人向け商店以外では取り扱っておらず、手に入ったとしても日本で購入する数倍の値が張ることもあります。

世界的に日本食がブームになってきているとはいえ、インドには独自の食習慣があり、日本を含む諸外国の食品を気軽に販売できない事情があります。

インドの食事事情

インド人と日本人は味覚が大きく異なるため、インドで売られている調味料はほぼ和食に代用することができません。

また、インド特有の食事事情として『宗教』『ベジタリアン』が挙げられます。

宗教と食事

インドは、人口12億人のうち約8割がヒンドゥー教徒と言われています。ヒンドゥー教徒は宗教上牛肉を口にしないため、ごく一部を除きインド国内での牛肉の販売は禁止されています。また、首都圏ではイスラム教徒も多く生活しているため、豚肉も滅多に見かけません。

世界一のベジタリアン大国

上記理由も相まって、肉・魚介類・卵を口にしないベジタリアンの人口が世界一多いとも言われています。インド全体で3〜4割、首都圏に限定すれば5~6割がベジタリアンとも言われています。ただし、インドのベジタリアンは、乳製品は口にして良いと言われています。

それらの理由によりスーパーマーケット内の肉屋も非常にスペースが限られており、鶏肉・マトン(こちらではヤギを指します)が少量置いてあるのみです。また、私の住むグルガオンは内陸地のため新鮮な魚の輸送手段に乏しく、日本人はスーパーマーケットで魚をほとんど買うことがありません。そのため、一時帰国の際は肉類を中心とした生鮮食品、送付制度では手に入りにくい食品を中心にスーツケースいっぱいに買い出ししてからインドへ戻ります。

インドで手に入るもの・入らないもの

インドで生活をするにあたり、大きく4つにカテゴライズして、一時帰国の際に購入するものを決めます。

インドで代用品が購入可能なもの

例:塩、砂糖、ケチャップ、コーヒー、紅茶、ティッシュ類、洗濯洗剤、柔軟剤、ハンドソープ、紙おむつ、タオル 等

送付制度で購入可能なもの

例:米、日本茶、基本的な調味料、生鮮食品以外の食品、うどん玉、インスタントラーメン、チョコレート以外のお菓子、栄養ドリンク、薬、基本的な日用品全般、日本のお酒 等

こだわりがあれば持参した方が良いもの

例:シャンプーなどのバスグッズ、スキンケアグッズ、赤ちゃんのおしりふき、生理用品、カミソリ類、ポケットティッシュ、おもちゃ 等

日本でしか手に入らないもの

例:生鮮食品、日本野菜、お掃除ワイパー、ぞうきん、除菌ティッシュ、アルコールスプレー、日本の食器、ビニール袋、輪ゴム等

男性単身者など日用品にこだわりが少ない場合には、さらにインドで代用できるものの幅が広がります。取り扱いメーカーは限られていますが、送付制度内で基本的なものを揃えることも可能です。

これらのバランスや自宅内の在庫状況を意識しながらこだわりのあるもの、日本でしか手に入らないものを中心に買い出しをします。

何よりも食べ物。かぼちゃだって持っていきます

一時帰国の際は、夫婦2人で計4つのスーツケースを使用しています。着替えなどは最小限にし、買い出しの品を少しでも多く持ち帰ることに注力します。

最優先である肉類は毎回20~30パック、冷凍食品も10~15パックは購入しています。そこに加えて、我が家は、ちくわ、ウインナー、ベーコン、カニカマ、さばみりん、しらすなどのにおいが漏れにくい加工食品も購入し、肉類と一緒に冷凍してインドへ持参します。

スーツケースに入れる際は、小さなビニール袋1枚につき、1~2パックの肉類や冷凍食品を入れ、それと共に保冷剤を1つ同梱します。さらにスーパーマーケットの袋に上記のまとめた肉類5袋程度を包みます。最後に保冷バッグに入れて、大きめの保冷剤を追加で入れると、大体12時間程度であれば、到着したら腐っていたということは今のところありません。

インドでは、野菜も日本のものとは見た目も味も大きく異なるものも多いため、かぼちゃ、玉ねぎは必ず日本で買い出しします。かぼちゃは日本で売られているものとは全くの別物であり、日本人の口には合わず、和食に代用することは難しいため敬遠してしまいがちです。玉ねぎも赤玉ねぎしか売られていないため、日本の野菜の中でも比較的日持ちするこの2つは、荷物の重量の許す限り持参するようにしています。季節によってはさつまいも、梨などを持参することもあります。

とはいえ、ここ近年で日本人経営の野菜店も増え続けており、グルガオンでは日本人の味覚に合った野菜も手に入りやすくなりました。ブロッコリー、トマト、ほうれん草、白菜などは日本のものとほとんど変わりはありません。スーパーマーケットでも、じゃがいも、キャベツ、バナナ、ざくろなど日本のものと大きく味が違わずに食べることができるものも多く売られています。

まだまだいます、ツワモノが

私の周りでは納豆やキノコ類、生卵まで持参するという方ももいらっしゃいます。納豆を1パックずつラップに包んで冷凍して持参するという方、キノコ類も日本で下準備をしてフリーザーバッグに入れて持参する方、生卵を専用ケースに入れて機内に持ち込む方も多く耳にします。

グラム単位での調整には小さなチョコレートやキャンディを、スーツケースを隙間なく埋めるためには魚肉ソーセージや筒状のお菓子をパッキングするなどあの手この手を尽くすツワモノもまだまだいらっしゃいます。

育ち盛りのお子さんがいらっしゃる家庭では、家族4人でスーツケース10個、うち6~7個は全て食料という方も。

昔と比べて便利な世の中になったとはいえ、インドでの生活はまだまだ苦労が絶えません。家族全員がより快適な生活を送ることができるよう、常に小さな工夫を繰り返しながら模索しています。

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