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【第10回】ベルギー駐在妻の平日の過ごし方

2019.04.26

ベルギー駐在妻の平日の過ごし方

「TKT48」広報部海外メンバー・ベルギー在住のyukaです。

ベルギーに住む駐在妻は基本的に労働ビザを持たないので、働くことができません。

では平日、何をして過ごしているのでしょうか?

まず、日本にいたときよりも家事などに時間がかかります。

そして、生活のために語学を習い、習い事や観光などを楽しんでいる駐在妻が多いです。

今回はベルギーの駐在妻にはどんな負担があるのか、どんな楽しみがあるのかお伝えします。

日本やマレーシアで暮らしていた頃よりも買い物、料理に負担

ベルギーに住んだ直後は、「牛乳はどれを買ったらいいの?洗剤はどれを使えばいいの?」とスーパーでの買い物に時間がかかります。さらに、ほとんどの店は日曜日に閉まり、スーパーの宅配はありません。大型ショッピングモールは少なく、ここに行けば全ての買い物が済む!という場所がありません。質が良いものや種類の豊富さを求めて肉屋、魚屋などの小売店やマルシェ(市場)に行くことも多いです。そのため買い物は日本に比べて時間がかかります。

また、私が日本で使っていたような冷凍食品や「Cook do」やカレールーなど料理の負担を減らせるようなものは売っていないか、日本からの輸入品でとても高いので、そういったものを使う機会は減り、料理に時間がかかります。そのうえレストランでの食事は値段が高く、料理が出来上がるまでも長く待たされるので、子供が小さい我が家では外食の頻度は日本にいる時よりも減り、その分、料理をする頻度が増えました。

小学生以下の子どもがいたときの負担

日本以外の多くの国でも同様だと思いますが、ベルギーでは12歳以下の子の一人歩きは許されていません。そのため12歳以下の子がいる家庭の場合、学校やスクールバスのバス停までの送迎、子供の習い事への送迎、公園での付添などの必要があります。また日本人学校、日本人幼稚園、現地校の授業・保育はどこも水曜日は午前のみです。現地校ではその後のギャルドリー(預かり保育)に預けることも可能です。

また、子供が日本人学校・日本人幼稚園に通った場合、PTA活動などのため、学校・幼稚園に行く機会は多いです。日本人学校にはボランティアグループ(読み聞かせ)、PTAサークル(合唱など)もあるのでそこで活動する駐在妻もいらっしゃいます。

語学を習う

第8回の記事でも書いた通り、私が住むブリュッセルはフランス語のみを話す人が多く、あまり英語が通じません。そのため買い物や現地校に通う子供のため必要に迫られてフランス語を学ぶ駐在妻が多いです。ブリュッセルには日本語を話せる先生が所属するフランス語教室がいくつかあります。

私はBLAというフランス語教室に通っていますが、まずは買い物に必要なフランス語から学び始めたので、レッスンで習ったことをすぐにマルシェやパン屋で使うことができて自信につながりました。また先生が日本語を話せるので、子供が通っている現地幼稚園でもらってきたおたよりの内容がよく分からないなどの相談にものってもらえるので助かっています。

一方、フランス語でフランス語を学ぶフランス語教室もあります。語学に自信がある人、フランス語に慣れている人でないと難しいかと思いますが、安くレッスンを受けることができます。

フランス語だけではなく、英語を学んでいる駐在妻もいらっしゃいます。私自身も病院での医師との会話など英語が通じる時では英語を使いたい、旅行先では英語を使う場面が多いという理由で英語を学んでいます。

私はCVOというブリュッセル自由大学が運営する英語教室に通っています。各国からの駐在妻や、ベルギー人、学生など色々な方と一緒に英語で英語を学びます。受講前にテストを受け、レベルが分けられます。授業料がかなり安いのでレベル分けテストは予約開始からすぐにいっぱいになります。またCVOではフランス語、オランダ語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語(全てその言語で言語を学ぶ、例えばフランス語はフランス語で学ぶ)を学ぶこともできます。ベルギー国内にはオランダ語圏、ドイツ語圏もあるので、ブリュッセルはフランス語、オランダ語、ドイツ語、共通語としての英語の多言語を学びやすい環境だと思います。

その他習い事や観光・蚤の市

ベルギーの駐在妻にとって、語学以外の習い事はあまり豊富でないように感じています。

共働きが基本のベルギーにおいて、ベルギーの既婚女性向けの習い事は平日の夕方や土日に開催が一般的で、平日昼間の開催が少ないからです。そのため日本人駐在妻にはベルギー在住日本人奥様が開催する習い事(料理、パン作り、カルトナージュ、ヨガなど)や駐在妻によるバトミントンサークルなどが人気です。

平日、ベルギー国内を観光する駐在妻もいらっしゃいます。ブリュッセル中央駅から国鉄で観光都市アントワープまで40分。ゲントは30分。ブルージュは30分ですので、十分日帰り観光ができます。

またベルギー駐在ならではの楽しみとして、ジュドバル広場など『蚤の市』に通ってアンティークを買うことを楽しむ方もいらっしゃいます。雑多ながらくたの中に年代物の掘り出し物を探すのが楽しいようです。日本人には陶器が人気のようですが、かわいい置物やカトラリーなども売っています。

ベルギー駐在員の負担と楽しみ

周りのベルギー人を見ていると買い物の不便さなんて気にせず、マルシェや肉屋で長々と会話をしながら買い物をしています。これは今の日本では失われた文化かもしれないなと思いつつ、私も店員さんとのちょっとした会話を楽しみながら買い物をしています。ベルギーで効率的な生活を目指すとうまくいかないことが多くて追い詰められてしまうと思います。『郷に入れば郷に従え』で少し丁寧な生活を楽しんでみようかな、と思えると楽に生活ができる気がします。

【こちらのコンテンツもご覧ください】リンク:ベルギーにおける駐在妻の言語事情

【こちらのコンテンツもご覧ください】リンク:ベルギーで和食を作るための食材調達術

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