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【第11回】英才教育の国・インドの早期教育とは

2019.05.28

英才教育の国・インドの早期教育とは

転勤族の妻(略して転妻)がお届けする『現地発』のリアルリポート、今回はインド在住「TKT48」広報部兼海外メンバーのsayokoがインドのプレスクール・幼稚園事情をお届けします。

1歳からスタート!?インドの早期教育

IT大国やエンジニア天国と呼ばれているインドでは、競争化社会が激しさを増してきています。

早期教育は1歳の時点からスタートしています。

【プレスクール】

インド特有の教育事情として「プレスクール」が挙げられます。子どもが1歳~1歳半前後になると、どこのプレスクールへ通わせるかを話し始める家庭も少なくありません。実際に私の住むグルガオンでも、各エリアに非常に多くのプレスクールが軒を連ねています。

そのため多くの日本人帯同家族も、子どもが1歳を過ぎると、プレスクールへの入園を検討します。対象年齢はスクールの規模や種類によって異なりますが、生後10ヶ月程度から概ね満3、4歳まで通学可能です。

【幼稚園】

インドでは「幼稚園」と独立して設置されているものは一部しかなく、多くの場合が小中高一貫校の一部として設置されています。日本の様に一律で4歳になる年の4月に入園というわけではなく、年に何回か入園時期が設けられていたり、その子の能力や入園した時期によって柔軟に対応してくれます。

そのため、「prenursey(年少)」、「nursery(年中)」、「KG(年長)」とわかれていますが(呼称はスクールによって異なる場合もあります)、年次の途中で進級したり、5歳になる年から入園も可能など、個人を重視する傾向にあります。また、プレスクールへ通っていたことが前提でカリキュラムが組まれている場合もあります。

何をするの?インドのプレスクール&幼稚園

日本でも、モンテッソーリ教育や英語教育など、未就学児の教育の多様化が進んでいますが、インドも同様に、モンテッソーリ教育や欧米のカリキュラム、IPCプログラム(international preschool curriculum)を採用するなど、多様化かつ国際基準のプログラムを取り入れるところが増えています。

日本との大きな違いは、クリエイティブなカリキュラムが多分にある点、しっかりと自分の意見を問われる点です。特に「show and tell」のように、ひとりひとりがお気に入りのものを作ったり持参してきたりして、ステージなどで皆に発表するカリキュラムは大人気で、多くのスクールが取り入れているようです。

また、インドらしいカリキュラムとしては、4歳前後から、パソコンやプログラミングを取り入れているスクールも珍しくありません。

インター?日本人学校附属?決め手は?

実際に子どもをプレスクールや幼稚園に通わせる際に、日本人家庭が選択肢に入れるものとして下記があります。

【日本人学校附属幼稚園】

まず一度は候補に入れている方も多いと思われます。プレスクールは併設されておらず、幼稚園からのみの設置です。カリキュラムは、インドならではの授業が組み込まれることもありますが、基本的には日本の指導要領に沿っているようです。

【日系インターナショナルスクール】

グルガオンに一軒あります。日本人経営で、先生も日本人、日本語の話せるインドを含む外国籍の先生で構成されているので、グルガオンに在住している日本人児童が多く通っています。英語で授業は進められますが、子どもたちは先生に日本語で話しかけることもできるそうです。3歳から通えるプレスクールクラスも併設されています。

【現地インターナショナルスクール】

多くの場合が1歳前後から通学可能なので、日本人学校附属や日系校に通う年齢に満たない子どもを通わせたい場合は必然的にインターナショナルスクールとなります。高校や大学まで併設されている「big school」と呼ばれるところ、プレスクールのみのところなど規模も特色も様々です。

インドではプレスクールでも高校でも、私立として設置されている学校を「インターナショナルスクール」とおおむね位置付けられているので、インターナショナルスクールであってもインド人しかいないところも多々あります(公立校に当たる「public school」も設置されています)。

良いところ、悪いところは?

【インターナショナルスクール】

◆メリット

・学費が安い

・子どもが積極的に英語を学ぶ機会が増える

・人件費が安く人手が多い為、充分目が行き届いている(クラス担任に加え、ナニーやディーディーと呼ばれる補助スタッフがつく)

◆デメリット

・日本語が通じない(親も一定の英語力が必要となる)

・衛生概念が日本と違う(先生やナニーも靴下で土足エリアを歩いていたりする)

・スナックや給食が現地の食事であるため口に合わない子もいる

・行事などが突然決まる(今週末○○をします、明日○○を持参して下さいなど突然言われる)

【日系幼稚園・日本人学校附属幼稚園】

◆メリット

・日本語でコミュニケーションをとることができる

・衛生概念が日本基準である

・ルールなどが明確である(送迎時のマナーや、時間厳守など)

◆デメリット

・学費が高い(入園金、月謝、その他手数料など)

・グルガオンからは車で片道40分前後かかる上に、幼稚園生は親の送迎が必須

最終的に選ぶ基準は?

子どもが物事の分別がつく前からインドに住んでおり、その状態からスクールへ通う場合と、既に日本語である程度の意思疎通が可能になってからスクールを探す場合では、基準も子どもの要望も異なってきます。

言葉が出始めるよりも前からインドに住んでいる場合は、スクールへ通う頃には既にインド人(外国人)がいる環境に慣れている場合がほとんどです。そのためインターナショナルスクールへ入園しても、生活の適応も早い印象です。

しかし、既に日本語でのお喋りが上手になっている子は、いきなりインターナショナルスクールへ通うと英語が話せずに、先生へ言いたいことが伝わらないことによりストレスを溜めてしまいがちです。

何よりも重要なことは、英語の習得や外国人の友達をつくることよりも、子ども自身の気持ちを最優先にし、子どもがインドでも笑顔でいられることを大切にしなくてはなりません。

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