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【第12回】ベルギーにおける学校・幼稚園

2019.06.03

ベルギーにおける学校・幼稚園

「TKT48」広報部海外メンバー・ベルギー在住のkanaです。

この4月、近所に多くの日本人駐在員の家族が新しくいらっしゃいました。そして5月、「上の子は日本人学校に慣れてきたけれど、さて下の子はどこの幼稚園に通わせよう」と悩まれている駐在家庭が多いようです。

今回は、ブリュッセルにはどんな学校・幼稚園の選択肢があるのか紹介します。

ベルギーの学校・幼稚園

【小学校・中学校】

ベルギーのブリュッセルに住む駐在員の子供の小学校、中学校の選択肢は『日本人学校(全日制)』『インターナショナルスクール』『現地校(フランス語かオランダ語)』があります。

ベルギーでは、子供が日本に帰る時にギャップが少ないように日本人学校に通わせるご家庭が多いです。また将来を見据えて高い学費を払ってインターナショナルスクールに通わせるご家庭もあります。

【幼稚園】

一方、幼稚園児となると、『日本人幼稚園』、『現地幼稚園(国立・公立・教会運営)』、『私立幼稚園(インターナショナルスクール、モンテッソーリなど)』の選択肢があります。

日本での生活とギャップの少ない日本人幼稚園に通う子はもちろんいますが、現地幼稚園の保育費は基本的に無料であるため、現地幼稚園に通う子も多いです。ブリュッセルではフランス語の幼稚園が多いですが、オランダ語の幼稚園もあります。

フランス語の幼稚園ではフランス語しか通じない先生が多いですが、オランダ語の幼稚園では英語を話せる先生が多いため、数少ないオランダ語幼稚園を選択するご家庭もあります。現地幼稚園を経て、そのまま現地小学校へ進学して日本人学校全日制に入学しないお子さんもいらっしゃいます。そういったお子さんは日本に帰ったときに困らないように、土曜日、日本人学校補習校に通うことが多いです。

【託児所】

また幼稚園に通えない小さい子・赤ちゃんはクレッシュという託児所に預けることができます。

ベルギーの現地幼稚園では、その年に3歳になる子は9月から幼稚園の1年生(年少)として幼稚園に入園することができます。また2歳半を迎えた子が年度の途中で1年生に途中入園することができる幼稚園もあります。ですから、2歳半以下の子はクレッシュに通うことになります。クレッシュは施設によって費用が異なるそうです。

フランス語の現地幼稚園に通う息子の場合

我が家では帯同してすぐ、息子の現地幼稚園への入園を考えました。

しかし、幼稚園にメールで問い合わせてもほとんど返事がないと聞いていたので、夫の会社のフランス語を話せる方に問い合わせの電話をしてもらいました。縁あって我が家から一番近い幼稚園に空きがあり、また他にも日本人のお子さんも通っていらっしゃるようで入園を決めました。夫の会社の方が、入園手続きに伺う日程を予約してくださり、また幼稚園からの連絡事項を英語に翻訳してくださり、入園手続きは通訳がいなくても大丈夫でした。

息子の担任は全く英語ができなかったので、入園後すぐにフランス語教室に通いだしました。何か伝えたいことがあるときはフランス語教室の先生にどのように伝えるか教えてもらい、フランス語の練習のためになるべく口頭で伝えるようにしていますが、伝わらなければ用意しておいた手紙を見せています。急に伝えたいことが出てきた際にはgoogle翻訳アプリを利用しています。息子の幼稚園に通う子のママさんの中には意外にも日本人以外にもフランス語がネイティブじゃない方がいらっしゃるので、先生もフランス語を話せないママさんには慣れているようです。

また幼稚園では給食かお弁当、お弁当にスープだけ追加を選択できます。お弁当を選択した場合、ほとんどの園児はサンドイッチを持ってくるため、幼稚園で用意されたスープだけ追加することもできるのです。

欧米では誕生日になった人がパーティーを主催する文化があります。ですから息子も誕生日の日、幼稚園にケーキとクラスの人数分のお土産を持参していって、皆でケーキを食べて、お土産を配りました。大きくなると幼稚園でのお祝いではなくて仲のいい子だけを誘ってパーティーを開くようになるそうです。子供向けパーティーを開いてくれる施設は絵画教室やスポーツ教室や室内キッズスペースなど、たくさんあります。

現地校やインターナショナルスクールに通い続ける時

現地幼稚園やインターナショナルスクールに通うと気になるのが日本語の遅れだと思っていました。しかし実際に通わせると気になるのは日本語の遅れだけではなく、フランス語の習得です。

幼稚園児だから言葉ができなくても徐々に覚えればいいと思っていましたが、意外と幼稚園児でもアルファベットや数を学んだり、何かに取り組んだりするので、フランス語が理解できないと皆から遅れをとってしまいます。そのため幼稚園の2年生、3年生くらいからフランス語教室に通う日本人の子は多いようです。

もちろん、今後、日本に帰ることを考えると日本語の遅れは気になります。現地幼稚園・インターナショナルスクールに通っている子は、普通に日本語を話せるように見えても、「てにをは」を正しく使えなかったり、作文を書かせると変な文章になったりしてしまう子が多いようです。その対策として子供向け日本語教室に通う子、公文式で国語を学ぶ子は多いです。

日本の進学年齢に達すると、現地小学校・インターナショナルスクールに通う子は土曜日に日本人学校補習校に通うようになるので、ますます負担が増えます。現地小学校では日本ほど宿題は多くないものの、補習校でも宿題が出るそうで、それをこなすだけでも大変だそうです。本人にやる気がないと続かないだろうと思いますが、貴重な経験となることでしょう。

どの学校・幼稚園も一長一短であり、また子供との相性もあるので、どこが良いかとは一概には言えません。悩ましい問題ですが、日本と比べて転園、転校も当たり前のベルギーですので、あまり気負わないで決断してもいいのかと思います。

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