海外人事のためのウェブメディア「海外赴任LAB」

GLOBAL INFORMATION
<dt>GLOBAL INFORMATION</dt>

ベルギー ヨーロッパ 各国トレンド 現地情報 転勤族協会TKT48 広報部海外メンバー

【第18回】ベルギーでメトロ・トラム・バスを使いこなそう

2019.09.12

ベルギーでメトロ・トラム・バスを使いこなそう

「TKT48」広報部海外メンバー・ベルギー在住のyukaです。

ブリュッセルの駐在妻は自家用車を持っている方も多いけれど、私のように車を持たず公共交通機関に頼って生活することも可能です。また車を所有していても駐車場料金の高い街中へは公共交通機関で出かけることも多いです。

今回は、ブリュッセルに住んだら使い方を覚えたい公共交通機関についてご紹介します。

ブリュッセルの公共交通機関 STIB/MIVB

ブリュッセルの公共交通機関のメインはSTIB/MIVB(ブリュッセル首都圏交通会社の略称 フランス語/オランダ語)で、メトロ(地下鉄)・トラム(路面電車)・バスがあります。ブリュッセルの公共交通機関の始まりは1869年の鉄道馬車です。公共交通機関150周年にあたる今年のメーデー(5月1日)――日本では『令和』に元号が変わった日、鉄道馬車やトラムのイメージカラーであった黄色のものなど過去のトラムがブリュッセルの街中を走る、トラムパレードが行われました。

STIB/MIVBはメトロ・トラム・バスの全て、1つのチケットで利用することができます。チケット1回分で1時間乗り放題です。券売機では1回券だけではなく、24時間乗り放題のチケットも購入することができます。ただしコインかクレジットカードのみで紙幣は使用できません。

またMOBIBというSuicaのようなICカードがあります。メトロに乗るのであれば券売機でチケットを購入できますが、トラム・バスに乗る場合、停留所に券売機がないことが多く、また車内でチケットを購入すると割高なのでブリュッセルに住むのであればMOBIBは用意しておいた方が良いです。日本同様、MOBIBは券売機でチャージできます。

STIB/MIVBを頻繁に利用する場合、乗り放題になる顔写真入りの定期券を作ると良いです。6~11歳の子供は顔写真入りのMOBIBを作ることでMOBIBカード代金5ユーロのみで乗り放題です。12~24歳の学生は学生定期券を作ることでSTIB/MIVB乗り放題です。

メトロ(地下鉄)

ブリュッセルのメトロに乗るにはまず、駅の改札にチケットやMOBIBをタッチして入場します。中央駅等、駅によっては改札がありませんが、チケットをタッチする機械は設置してあるので忘れずにタッチしましょう。改札がない駅がある、改札があっても2人一緒に入場できてしまう、駅に駅員が常駐していない...等から、無賃乗車は容易にできます。しかし『コントロール』と呼ばれる検札官が抜き打ちでチケット・MOBIBの確認をしており、無賃乗車が見つかると多額の罰金を払わないといけないので気をつけましょう。

STIB/MIVBの従業員は集団ストライキを打つことがあります。しかし全ての路線が止まるわけではなく、一部の路線のみ間引き運転をするということも多いです。その際、STIB/MIVBのアプリで確認すると、どの路線がどの程度の間隔で運行しているかを把握しやすいです。

トラム(路面電車)・バス

トラム・バスでは次の停留所で降りる際、青いボタンを押して降りることを知らせるのですが、アナウンスが聞き取りづらいので、乗り慣れない路線に乗る時はgoogle mapで現在地を確認しながら乗っています。

しかし、メトロの駅名、トラム・バスの停留所名はフランス語とオランダ語で全く異なることがあり、ブリュッセルでよく使われる言語はフランス語なのに、google mapの表記は基本的にオランダ語なので分かりづらいことがあります。例えばメトロの1・5番線と2・6番線の接続駅である『Arts-Loi』(フランス語)は、google mapではオランダ語の『Kunst-Wet』と表記されます。

バスは前方から乗って後方から降りるのが基本です。ベビーカーを押していると運転手が広く開く後方のドアを開けてくれるので、後方から乗り込んで大丈夫です。メトロ・トラム・バスにベビーカーを畳んで乗る習慣はありません。トラム・バスには車椅子・ベビーカー用スペースがあるので、ベビーカーはそのスペースに停めましょう。

トラム・バスでも『コントロール』は乗り込んで抜き打ち検査にやってくるので、車内の機械にチケット・MOBIBを忘れずタッチしましょう。

その他の公共交通機関

ブリュッセルではSTIB/MIVB以外にも、De Lijn(フランダース地方・ベルギー北部)のバス、TEC(ワロン地方・ベルギー南部)のバス、SNCB/NMBS(ベルギー国鉄の略称 フランス語/オランダ語)の電車も走っています。

① De Lijnのバス

STIB/MIVBのjumpチケットというもので乗ることができます。また1回券・回数券を販売するスーパー、新聞販売店を公式サイトより確認することができます。公式アプリでもチケットを購入することができます。De Lijnを使えばブリュッセルからフランダース地方へ行くことができますし、De Lijnのチケットはフランダース地方の観光都市アントワープ、ブルージュ、ゲントなどのメトロ・トラム・バスでも利用することができます。

② TECのバス

こちらもSTIB/MIVBのjumpチケットで乗ることができます。もしくは車内でチケットを購入すると良いです。ブリュッセルから古戦場で有名なワーテルローなどワロン地方へ行くことができます。

③ SNCB/NMBS(国鉄)

駅に券売機が設置されていることが多いので、そこでチケットを購入することがきます。またオンラインで少し安くチケットを購入することもできます。SNCB/NMBSを使いこなせるとベルギー国内だけでなく、オランダ・ドイツなど他の国へ行くこともできます。

日本とは異なる公共交通機関

『日本と違う』、『思い通りにいかない』というのは海外生活でよく感じることです。

乗っていたメトロが突然運行休止となり乗客全員が降ろされたり、1時間に1本しか来ないバスがいつまで待っても来ないのでアプリで運行状況を確認すると運行休止になっていたり、といったトラブルには何度か遭遇しています。

しかしチケットの購入が上手くいかなくて困っている時、ベビーカーを押していて電車の乗り降りが大変な時など、必ず他の乗客の人が助けてくれます。

海外に住んで『日本と違う』から苦労することもあるけれど、『日本と違う』から面白いこと、嬉しいこともあるなぁと実感しています。

Related Articles

合わせて読みたい

Interview

海外で活躍する先人達