海外人事のためのウェブメディア「海外赴任LAB」

GLOBAL INFORMATION
<dt>GLOBAL INFORMATION</dt>

ベルギー ヨーロッパ 各国トレンド 現地情報 転勤族協会TKT48 広報部海外メンバー

【第22回】ベルギー駐在家族の日曜日の過ごし方

2019.11.11

ベルギー駐在家族の日曜日の過ごし方

「TKT48」広報部海外メンバー・ベルギー在住のkanaです。

日本では1年365日、好きな時に買い物ができるようになりましたね。

しかし、ベルギーでは日曜閉店の店舗も多くあります。

どうしてヨーロッパでは、日曜日に店舗が閉まる?

2017年の夏、フランスの小さな町のパン屋が週に1日も休まずに営業したことがその地方の条例に違反したため、3,000ユーロの罰金を科せられたというニュースがありました。

日本では考えられないニュースですが、フランス・ベルギーをはじめ、ヨーロッパでは日曜日に営業する店舗はごく一部です。キリスト教が浸透しているのでそもそも日曜日は礼拝の日という文化であったでしょうし、1956年にはドイツで日曜日の閉店を「閉店法」という法律で定められました。その他のヨーロッパ諸国でも、日曜日の閉店や毎日の営業時間を法律や条例によって規制されている国が多いです。

近年、規制緩和が進められている国が多く、パリでは2017年にデパートの日曜日営業が始まりました。しかし今でも日本と比べて労働者の権利意識が高いようで、日曜日に営業する店舗は少ないです。

では、ベルギーの駐在家族は、日曜日をどのように過ごしているのでしょうか?

日曜日に買い物するとしたら

① 小型スーパー、一部のスーパーマーケット

土曜日に買い物をできなかった、急に必要なものが出てきた、といった理由で買い物をしないといけない状況になったら、『Carrefour express』『Proxy Delhaize』などの小型スーパーがあります。ただし日本のコンビニエンスストアとは違い24時間営業ではなく、一部店舗では定休日もあるため、確認が必要です。

また、スーパーマーケットも一部店舗は日曜日も営業しています。ベルギーに多い『Carrefour』と『Delhaize』の日曜日営業している店舗はHPより確認できます。

そして、急な病気で病院の救急へ行くほどではない、赤ちゃんの粉ミルクをきらした!という時に頼りになるのが、当番制で開けている薬局です。どこの薬局が開いているかはpharmacies.beから確認できます。


② アウトレット

街中の衣料品店・ショッピングモールは日曜日に閉店する中、日曜日も営業しているベルギー近郊のアウトレットは日本人駐在員の定番の過ごし方です。魅力的な遊具が設置されており、飲食店や屋台も多いので、子連れでもストレス少なく買い物を楽しむことができます。

まず、日曜営業しているブリュッセルから近いアウトレットは『Maasmechelen Village』で、ブリュッセルから車で1時間~1時間半で行けます。またブリュッセルから1日1往復のバスも出ています。ベルギーのチョコレートブランド『neuhaus(ノイハウス)』のアウトレット店舗も入っています。

そして、オランダの『Designer Outlet Roermond』が車で1時間半~2時間で行くことができます。メリーゴーランドや、雨に濡れない遊具スペースがあり、冬にはスケートリンクが登場したこともありました。

年2回(1・7月)のセールが始まるとアウトレットはとても混みますが、現地の方は日曜日ゆっくり過ごす習慣があるため、アウトレットも出足はゆっくり。効率的に買い物をしたいならば日本人らしくオープンの時間を目指して行くことがおすすめです。


③ 観光地・マルシェ

観光地ならば日曜日に開いている観光施設や店舗も多いため、観光地へ行くという選択肢もあります。

ブリュッセルならセントラル駅周辺です。王立博物館、楽器博物館やグランプラスの王の家などの観光施設、雑貨屋の『dille&camille』、おもちゃ屋の『glass hopper』などの店舗も営業しています。

また、日曜日に開催されるマルシェもあるので訪れてみるのも良いです。

ブリュッセルならば『Marché de la Place Jourdan(ジョルダン広場のマルシェ)』、『Marché de la Place Flagey(フラジェ広場のマルシェ)』や『Marché place Gilson/Wiener(ウィナーのマルシェ)』が開催されており、規模も大きいです。

パン屋、総菜を売る店、種類豊富なチーズ屋、日本ではなかなか食べることができない切りたてのハムやサラミを売る店、スーパーよりも豊富な旬の野菜(例えば春のそら豆やえんどう豆、秋のきのこ類やくるみなど)を売る八百屋などが並びます。また、その場で食べられるブースが設けられているマルシェもあり、特に冬にはムール貝などの魚介類と白ワインなどのアルコールが楽しめるブースが出ることもあります。

ベルギー人は日曜日をどう過ごす?

では、ベルギーの人たちは日曜日をどう過ごしているのかというと、ただのんびり過ごす方が多いようです。

春~秋の気候の良い時であれば、公園でレジャーシートを敷いて会話を楽しんだり、読書をしたり、ぼーっとして過ごす方、ジョギングする方などで賑わいます。

また日曜日でも一部のレストランは開いているため、レストランでゆっくり食事される方は多いです。男の人も女の人もおしゃべりしつつ、子連れであっても2時間以上かけて食事をします。日本人からすると食事のサービスが遅くてイライラすることもありますが、ベルギーではそれが一般的です。

ベルギーに住んでいると、ベルギーの人たちの時間は日本人よりもゆっくり流れているように感じます。そして日本人である自分がせかせかしていることを自覚します。日本人の勤勉さは素晴らしいものだと思いますが、効率ばかりを追い求めてきた結果、『karoshi(過労死)』という単語が海外でも通じる状況になったのではないでしょうか。

時には私も、ベルギーの人たちのように家族や友達と語らう時間を楽しんだり、食事や何か物を作るということを楽しんだり、ただ体を動かすことを楽しんだり、日々の生活そのものを心から楽しむことを優先する日曜日を過ごしてみるのも良いかもしれません。

Related Articles

合わせて読みたい

Interview

海外で活躍する先人達