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【第37回】巣ごもり生活ならおまかせ!?ブルキナファソでの外出自粛生活の過ごし方

2020.05.22

巣ごもり生活ならおまかせ!?ブルキナファソでの外出自粛生活の過ごし方

転勤族の妻(略して転妻)がお届けする『現地発』のリアルリポート、今回はブルキナファソ在住「TKT48」広報部海外メンバーのAikoが、現在も続くブルキナファソでの外出自粛生活についてリポートします。

3月中旬から続く外出自粛生活も、3ヶ月目を迎えようとしています。今回はアフリカ流(?)自宅生活の楽しみ方を中心にお届けします。

実はギャップが少ない?新型コロナ前後の生活

長期化する新型コロナウイルスの影響により、「外出できないこと」へのストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。私達も必要最低限の買い物以外は、ほぼ外出せずに過ごしています。

とはいえ、外出自粛のストレスは日本やその他先進国と比べると、比較的少ないかもしれません。その理由を、新型コロナウイルスが流行する前後の生活を比較しながら書いてみたいと思います。

<新型コロナウイルス流行前の生活>

・公園やキッズスペースがないため、子供達は自宅で遊ぶしかない。

・娯楽施設が少ないため、週末も家族揃って自宅で過ごすことが多い。

・イスラム過激派によるテロの警戒のため、レストランでの外食はほとんどしない。

・スーパーの商品が品薄になっていることが多い。

<新型コロナウイルス流行後の生活>

・在宅勤務のため、夫が24時間家にいる。

・幼稚園が休校のため、子供達が24時間家にいる。

・公園やキッズスペースがないので、子供達は引き続き自宅で遊ぶ。

・遊戯施設は営業が制限されているため、週末も家族揃って自宅で過ごす。

・レストランは営業が制限されているため、テイクアウトのみ。

・スーパーの品揃えは、マスクとアルコール消毒の価格高騰以外はほぼ変化なし。

上記に挙げた比較の通り、元々娯楽や外出先が少なく、自宅で過ごす時間が多かった私達にとっては「夫の在宅勤務」と「幼稚園の休校」以外、普段の生活とあまり変化はありません(ただし、駐在妻としては、この2つの変化が非常に大きいのですが)。生活変化が少ないため、外出できないことに対するストレスも少ない方だと思っています。

赴任した当初は、多くの時間を家で過ごさなければならない生活に戸惑いました。しかし駐在生活も4年目を迎え、娯楽や外出の少ない生活に少しずつ順応し、自分たちなりの楽しみ方を見つけてきたように感じます。

我が家の外出自粛中の楽しみ方

① コンピュータゲーム

娯楽が少ないブルキナファソでの駐在生活を送っていく間に、自宅での娯楽設備が少しずつ充実してきました。

その一つがコンピュータゲームです。

外出自粛が決まり、すぐに持っていた家庭用カラオケに3ヶ月分の課金をしました。

毎日娘たちと歌って踊っています。日本から体を動かすゲームも持ってきていたので、子供達と一緒に遊んでいます。ゲームとはいえ、真剣に取り組むと筋肉痛にもなるほどで、夫は30分間のトレーニングコースに挑戦して汗を流しています。最高気温40℃を超える気候の影響もあるかと思いますが、体を動かしてたっぷりと汗を流すと気分がスッキリします。

② 外出自粛中にスキルアップ?手作り〇〇に挑戦!

内陸国ということで日本食材をはじめ、入手できる食材が圧倒的に少ないブルキナファソですが、料理好きの夫が真価を発揮するようになりました。

ここでは納豆が買えないので、元々夫が大豆を発酵させて納豆を作っていましたが、塩化マグネシウム(=にがり)を見つけては手作り豆腐を作り、余ったおからで卯の花やおからナゲットまで作ってくれるようになりました。日本から持ってきた製麺機も大活躍で、スープも麺も手作りの冷やし中華や冷麺、そばも作っています。

休日には、夫と長女がドーナツやケーキ作りに挑戦しています。長女も一緒に料理することが楽しそうで、私も「今日は何ができるのかな?」と、家族の楽しみが増えるようになりました。バランスの良い食生活にもつながり、料理好きの夫に感謝する毎日です。

③ アフリカまで広がるオンライン化の波

日本でも外出自粛が続き、Web会議ツールを利用したオンライン飲み会やオンライン英会話、さらにはオンライン合コンまで耳にするようになりました。様々なことがオンライン化されたことにより、日本にいる友人とのオンライン飲み会にも声をかけてもらえるようになりました。これまで日本での飲み会には物理的に参加できなかったので、画面越しに気の許せる仲間とおしゃべりを楽しめる時間ができたことはとても嬉しいです。

またオンライン化の波を受け、アフリカに残っている駐在家族で連絡を取り合い、子供達がいる家庭で「オンライン子供会」を開催するようになりました。当初は戸惑いながらの試みでしたが、現在ではアフリカ8カ国に暮らす1~7歳の子供達が毎週10人以上参加してくれるようになりました。我が家の子供達も画面越しに友達と歌ったり、踊ったりする時間がとても楽しいようで、週に1回の子供会の時間を楽しみにしています。

まだまだ続く不安と今できること

ここまで書くと、ただただ楽しい毎日を過ごしているように見受けられそうですが、不安と隣り合わせの生活に変わりはありません。

ブルキナファソでも新型コロナウイルスの新規感染者は増え続け、死者も出ています。ニューヨークタイムズの記事では、ブルキナファソの人口およそ2,000万人に対し、人工呼吸器がわずか11台しかないことが危惧されていました。

政府のコロナ予防対策も日々更新されていますが、一人当たりのGNI(国民総所得)が580ドルのブルキナファソでは、市場の閉鎖などで経済活動が制限されると生活が逼迫してしまう人も多く、感染症予防措置と経済活動維持のせめぎ合いが続いているように窺えます。

不安な状況は続きますが、私にはこの現状を変えることはできません。不安なことに目を向けても、きりがありません。今私にできることは、引き続き感染予防に努めながら、まだ小さな子供達が不安にならないように明るく楽しく外出自粛生活を続けることです。そう思いながら、今日も私はアフリカで歌って踊っていることでしょう。

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