実録・プレスクール探し|インドで英才教育はじめました
転勤族の妻(略して転妻)がお届けする『現地発』のリアルリポート、今回はインド在住「TKT48」広報部兼海外メンバーのsayokoが、前回お届けした「英才教育の国・インドの早期教育とは(インドのプレスクール事情)」に続き、実際にどのようにプレスクールを探したのかをお届けします。
インドの教育は1歳からスタート!
私は一時帰国して日本で息子(現在2歳9ヶ月)を出産したのち、生後3ヶ月の時にインドへ再渡航しました。アパートメント内の公園で遊べるようになってきた1歳過ぎあたりから、日本人・インド人を含む、様々な国籍の親御さんたちから「スクールはもう決めたの?」と頻繁に聞かれるようになりました。
前回記事でもお伝えした通り、インドでは1歳を過ぎると多くの子どもがプレスクールへ通い始めます。それはインド人のみではなく、インドへ駐在している各国の家庭の子どもたちも例外ではありません。
実は、我が家がプレスクール探しを始めたのは1歳4ヶ月になってからと、周囲よりも少し遅めでした。歩き始めてからスクールへ通わせようと考えていたのですが、息子は歩き始めるのが周囲よりも少し遅かったため、この時期からスクールを探し始め、実際に通いだしたのは1歳6ヶ月になってからでした。
日本人の集まるところには日本人がやってくる。口コミの絶大効果
実はグルガオンは、車を10分走らせるだけで何軒ものプレスクールの看板が目に入ってくるほどプレスクール激戦地です。保活という言葉とは無縁なほど様々な特色のスクールで溢れかえっているため、かえって何を基準にどこのスクールに決めたらよいのかわからなくなってしまうほどです。
そのため、日本人がスクール探しをするにあたって、主に頼りにするのは「口コミ」です。日本人に人気のスクールは「既に誰か日本人が通っている実績がある」ところです。日本人の親御さんはあまり積極的に自らの足でスクールを探しに行かず、口コミで耳にしたことのあるスクールの中から選択している印象です。そのため、1人日本人が通い始めると人が人を呼び、気が付いたら日本人児童が半数となっているパターンもあります。
現代流スクール探しはSNSフル活用!
最近ではインド駐在が決まったらFacebookのインド在住日本人コミュニティに参加する人も多く、渡航前から様々なインドの情報を得やすくなっています。
実は我が家では口コミは重要視せず、SNSをフル活用してスクール探しをスタートさせました。
①名前を知っているスクールのページをSNSでフォロー
②続々とおすすめ候補に挙がってくるスクールのページをチェック・新たにフォロー
③SNSのコメント欄やメッセージ機能から連絡
この手順でスクールにコンタクトを取り、スクールを絞り込みました。
それでも全てのスクールを見学することは困難なため、さらにいくつか条件を設けました。
【1.日本人が少ない、もしくは全くいないところ】
これは私の意見です。様々な環境にすぐに溶け込めるプレスクールの時期だからこそ、日本人のしがらみにとらわれず、のびのびとインドのスクールの良さを体感して欲しいという希望からです。
また、今後のインド帯同の長期化、他国への駐在帯同を見据えて、外国人のいる環境に慣れて欲しいという願いもあり、日本人がいない、もしくは少ない場所を希望しました。
【2.中間層以上の子が通っているところ】
インドはまだまだ超格差社会であり、衛生概念の違いや、トイレや紙おむつに対する意識、生活習慣に大きな隔たりを感じる懸念がありました。そのため、中間層以上の子たちが通うスクールの方が先生方の意識も高く、安心して通わせられると判断しました。
【3.外国人児童・親の対応に慣れているところ】
これは夫の意見です。インドの「インターナショナルスクール」は、おおむね私立校のことを指すため、インド人しかいない学校も多数存在しています。そのため、子ども同士や先生がヒンディー語で話していたら孤立してしまう恐れがあり、外国人児童受け入れ経験の豊富なスクールが良いということでした。
【4.アポ取りを全てメッセージで行えるところ】
見学の申し込みは引き続きSNSで行いました。インドは勧誘が強引で、その日に入校手続きをする勢いで話を進めてきます。そのため、本来はメッセージよりも電話でのやり取りの方が好まれており、すぐに電話番号を聞き出そうとします。
対策としてこちらも最初のメッセージで「外国人のため英語での会話に自信がない。メッセージでのやり取りのみを希望する」と伝えました。それでも、しつこく電話をしようとしてくるところは、いくら設備が気に入っても入園後の意思疎通に不安があるため、候補から外しました。
プレスクール、通わせてどうだった?
【子どもの立場から】
通わせて本当に良かったの一言に尽きます。日本ではできない体験といった観点のみではなく、カリキュラムそのものが息子個人としてプラスに作用するものしかないと言っても過言ではないほどです。
また、幼いながらも個人を尊重してもらえ、お友達はもちろんのこと、先生方とも非常に距離が近く、息子にとって大切な居場所となっています。
【親の立場から】
日本ではトラブルを未然に防ぐための行動を子どもに強いがちですが、先生方も他の親御さんも「起きてしまってから考えるべきこともある」という認識があり、子どもの意思やその時の感情を最大限尊重しており、私たち自身も様々なことを学んでいます。
実は第二次スクール探し真っ最中?
実はこの記事を執筆している現在、来年頭に息子はスクールを転園する予定です。年齢が上がった分、通えるスクールの選択肢も格段に増えており、プレスクールを探していた頃とは比べものにならないほど様々なスクールと連絡を取り合い、足を運び、週末には夫も動員しての大仕事でした。
できることも、言語能力もプレスクール探しを始めた1歳4ヶ月の頃より飛躍しているからこそ、息子の旺盛な知的好奇心を充たせるスクールを探しました。今現在、先方からの連絡待ちという状況であり、最終決定には至っていませんが、またいつか新しいスクールでの様子もお届けできたらと思います。
【こちらのコンテンツもご覧ください】リンク:インド転勤これがあれば大丈夫!インドにはこれを持って行こう!
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