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【第48回】ブルキナファソでの生活に必要な言葉と、語学レベルは?

2020.11.04

ブルキナファソでの生活に必要な言葉と、語学レベルは?

転勤族の妻(略して転妻)がお届けする『現地発』のリアルリポート、今回はブルキナファソ在住「TKT48」広報部海外メンバーのAikoが、ブルキナファソの言語事情についてリポートします。

みなさんは、ブルキナファソの公用語をご存知でしょうか?

ブルキナファソはフランスが旧宗主国であるため、公用語はフランス語です。現地の学校教育もフランス語で行われています。しかし実際に生活してみると、フランス語以外にもたくさんの言葉が飛び交っているのを耳にします。

駐在妻に求められる語学レベルは?

駐在妻として暮らす私がフランス語を必要とする場面は、以下の通りです。

① 日常の買い物

② 学校の先生とのコミュニケーション

③ 病院の受診

④ 大家や電気技師、水道配管工とのやりとり

⑤ レストランでの注文

⑥ フランス語を話す現地友人とのコミュニケーション

⑦ お手伝いさんとのやりとり

赴任当初はフランス語が話せず、買い物にも苦労しました。

ブルキナファソでの生活も4年目となり、現在では日常生活に必要なやり取りはどうにかこなせる程度にまで上達したかと思います。

フランス文化の影響が残るブルキナファソでは、肉や魚、野菜はそれぞれの小売店にて量り売りで売られています。

量り売りなので、数字の言い回しを覚えておくと便利です。

医療用語は特に難しいので、病院を受診する際には、症状などを仏語訳して書いたメモを事前に用意するようにしています。わからない単語があった時はいつでも調べられるように、携帯に辞書アプリをダウンロードしています。

ブルキナファソ特有のフランス語フレーズ

ブルキナファソで生活していると、フランスでは使われていない独特のフランス語表現をよく耳にします。

これらの表現は、フランス語の辞書には載っていません。ブルキナファソの文化的背景から派生した"ブルキナフレンチ"とでも呼べるでしょうか。

ブルキナファソ特有の言い回しの中から、お気に入りの2つを紹介します。

① 「Vous êtes invites (ヴゼット アンヴィテ)」

これは「一緒にどうぞ」という意味で、食事をしている人が、近くを通りかかった人や目が合った人にかける言葉です。知人、他人を問わず、見ず知らずの外国人である私にも同様に声をかけてくれます。1杯のお茶やコーヒーを飲んでいる時でも「一緒にどうぞ」と声をかけるのが習慣です。

声をかけられた側は、実際に一緒に食べたり飲んだりすることはせずに、「ありがとう、美味しく召し上がれ」とだけ返すのが一般的です。この言葉をかけられる度に、彼らに受け入れられているような温かい気持ちになります。

② 「Ça fait deux jours(サ フェ ドゥージュー)」

直訳すると「2日ぶりですね」という意味で、「久しぶり」という場面で使われます。実際には2日以上(数週間や数ヶ月)会っていなくても、「2日ぶりですね」と会話が始まります。

たった2日間でも顔を見ないと「久しぶり」と表現されてしまう程、人と人とのつながりが深い文化的背景が感じられる心温まるフレーズです。

公用語の他に存在する60以上の部族語

ブルキナファソにはモシ族、フラニ族、グルマンチェ族、ボボ族など60以上の部族が存在し、それぞれに部族語(現地語)が存在します。首都ワガドゥーグーに暮らす多くはモシ族の人々で、彼らはモレ語を話します。

外国人である私と話す時には公用語であるフランス語を話すけれど、すぐ横にいる現地の人同士の会話になると、突然モレ語が飛び交うといった場面にも頻繁に遭遇します。

学校に通っていないなどの理由で、フランス語がわからず、現地語しか話せない人もいます。ローカル市場などで買い物をすると、フランス語が通じないこともしばしばあります。

現地語との付き合い方

身近な存在でいうと、我が家に来てくれているお手伝いさんはフランス語がうまく話せません。

私もフランス語が得意ではないので、お互いに拙いフランス語を用いて、現地語やジェスチャーを織りまぜながらコミュニケーションをとっています。

また、彼女から現地語を教わっています。フランス語が話せれば日常生活に問題はありませんが、現地語を話せると、現地の人たちとより深いコミュニケーションを築くことができます。

「こんにちは、元気ですか?」、「ありがとう」といった簡単な言葉をモレ語で話しかけるだけでとても喜んでくれて、現地で暮らす人との距離がぐっと縮まるような気がします。「これは現地語で何て言うの?」と尋ねると、誰もが丁寧に教えてくれます。

コミュニケーションツールの一つとして、現地語に興味を持ち、積極的に話して現地の人と触れ合うと、ブルキナファソでの帯同生活がより充実したものになるかもしれません。

それでは、おなころ びょーご(=モレ語で「また会いましょう」)!

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