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アジア 在留資格 外国籍社員受け入れ 日本 鶴野 祐二

外国人受入れ拡大に係る動向について

2018.10.18

外国人受入れ拡大に係る動向について

外国人材受入れ拡大していくため、政府は様々な議論を進めております。現在公表されているものを次の通りにまとめましたのでご参照頂ければ幸いです。なお、毎週のように情報がアップデートされている分野でも御座います。最新情報等が御入用の際は弊社までお問合せ頂けますと幸いです。

①日系四世

2018年7月1日から、年齢や日本語能力などの一定要件を満たす日系四世に対して最長5年間の在留を認める事となりました。在留資格は「特定活動」で、風俗営業関連以外での就労の制限はありません。この場合の「特定活動」で在留する方の家族に対する「家族滞在」の在留資格は認められません。

②クールジャパン人材

これまで、専門学校や大学でアニメ、ゲーム等の知識を学んだ方が、その知識を活かしアニメやゲーム等の専門的な業務に従事する場合は、「技術・人文知識・国際業務」の在留資格が与えられていました。現在、アニメ、ゲーム、漫画、日本料理等の日本文化にかかわる業務をクールジャパン人材として幅広く受け入れるため、専門的な業務に加え色塗り等の補助的業務も認める方向で検討されています。

③在留資格「特定技能」(仮称)の件

建設、介護、宿泊、農業、造船を中心に幅広く受け入れる方向で検討をしています。技能実習5年を終えた外国人の方に加え、一定の技能検定や日本語能力試験に合格した方は、技能実習の経験がなくとも在留資格を得られる方向で検討されております。現業での就労が可能となる在留資格ですので、かなりのインパクトがあると想定されております。

最新の情報によりますと、「特定技能」の在留資格に関しても一定以上の技能レベルの方を「特定技能1号」、熟練レベルの方を「特定技能2号」と認定するとの事です。いずれにしても、今まで就労系の在留資格としては技能実習以外に原則認めてこなかった現業での就労活動が可能となる在留資格が創設されるとなると、建設、宿泊、介護、飲食、コンビニなどの人材確保には大きなインパクトがあるのではないかと存じます。

④日本語を使う職場での在留資格

現在、大学等で学んだ知識と関連する業務や、通訳翻訳といった業務に対して在留資格「技術・人文知識・国際業務」が与えられていました。これには、大学等で学んだ専門的な知識を必要とする専門的な業務を行う必要がありました。

来年4月から日本の大学、大学院を卒業後、日本語を使う職場で働き年収が300万円以上の場合、大学等で学んだ分野との関係性を問わずに在留資格を与える検討がされています。この活動が認められるようになった場合、日本での大学卒業、年収300万円以上などの要件を満たせば、日本語を使う職場であれば様々な業務に就くことが可能となりますので、留学生にとっては日本での就職の幅が広がります。具体的な要件は、現在検討中との事ですので、今後政府発表等を注視する必要があります。

■開始時期について

①の日系四世は2018年7月1日からスタートしています。

②③④は2019年4月からスタートを目途に検討されています。

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