「COVID-19」後のリカバリーのために動き出していますか?
~AIRINC『M.O.B.I.L.I.Z.E.Dプログラム』のご紹介~
COVID-19リカバリー後にむけた効果的なモビリティ計画
COVID-19のパンデミックの収束を正確に予測するのは時期尚早かもしれませんが、収束したときにグローバルモビリティプログラムを最適に配置・稼働させる方法について考え始めるのは早すぎることはありません。
AIRINCはリカバリープログラムが確実に稼働する(M.O.B.I.L.I.Z.E.D!)ことを考え始めるヒントとして、以下9つのポイントを提言します。
M:MEANINGFUL
リカバリープログラムは、海外駐在員が抱く様々な懸念に対して確実に対応し、COVID-19の感染の脅威の時代にあって赴任を受け入れる(可能性のある)従業員に対して「価値の提案」が明確に伝わるものでなければなりません。
社内のグローバルモビリティチーム(もしくは海外人事担当)がこの問題に対処している価値とビジネスへの貢献を効果的に伝えていますか。
O:ORGANIZED
COVID-19による様々な規制の発効中およびその後の効果的なグローバル展開のリカバリーには、危機に柔軟に対応できるフットワーク良いグローバルモビリティチームが必要です。
グローバルモビリティチームは、社内のタスクフォース、セキュリティチーム、およびその他の主要なステークホルダーと十分に連携し、協力していますか? グローバルモビリティチームには、リカバリータスクを遂行するための適切なスキルセットがありますか? 適切な決定を行うために必要な情報を入手していますか?
B:BALANCED
これまでも海外勤務者のケア・福利厚生等は常に重要な考慮事項でした。一方でCOVID-19危機の経済的影響を受けて、企業はコストを管理する方法も模索し始めています。
これらの2つの重要なファクターのバランスをとることは、この非常に新しく異なる経済環境における企業のビジネス目標もサポートする重要な鍵となります。 COVID後のニーズにより適切に対応するために、モビリティの様々なサポートに対するコストを再考する必要がありますか? どのサポートが最も重要だと思いますか? そうすればコストを削減できますか?
I:INTELLIGENT
海外赴任業務におけるシステムは、業務遂行する上で大いに役立っています。海外赴任者とその家族をいつでもフォローアップ出来るようにするため、適切なシステムを導入し、正しく分析出来ていますか?
経済環境が急速に変化する中、海外赴任プログラムの内容を、現状に即した信頼性のあるものにするため、精査・修正を速やかに行う事が出来るシステムを導入していますか?
L:LINKED
グローバルモビリティチームは、最適なグローバルモビリティエクスペリエンスを社員に提供するために、これまでもサービスプロバイダーのネットワークを利用してきました。海外派遣が通常に戻り始めたら、サービスプロバイダーネットワークと連携して、会社及び駐在員が期待し必要とするサービスを提供する準備ができていますか?
I:INTEGRATED
このような世界をまたいだ共通の脅威に対し、様々な地域で異なるポリシーや運用がある場合、グローバルに統一されたポリシーを整備することは、企業にとって有益な場合があります。
グローバルに統一すべきポリシーと、ローカルレベルポリシーの管理の適性を確認しましたか? 新規赴任の際に従業員をどこにいつ派遣するかについて会社が最終的に適切な判断をするためのグローバルなリスク評価ポリシーがありますか?
Z:ZEROED-IN
正しい決定を行うには、正確で最新のデータが必要となります。ホットスポットがどこにあるかを事前に掌握することは、従業員を派遣するための最適な場所と方法を評価するのに役立ちます。
不安定な経済環境では、駐在員の給与パッケージと福利厚生も定期的に見直す必要があります。 適切な意思決定を可能にするデータにアクセスするためのプロセスとリソースを用意していますか?
E:EXTENSIBLE
通常、一時的な対応と解決策は、このような危機状況に対処する最も簡単な方法で、それなりの効果もあります。ただし、時間が経過すると、モビリティ対応全体の中で矛盾やギャップが生じる可能性があります。
一方で、事前にグローバルモビリティプログラムにおける柔軟性を高めておくことで、その場しのぎの意思決定を最小限に抑え、状況の変化に対して一貫性のある、より積極的な対応が可能になります。
D:DIRECTED
COVID-19の経験を踏まえ、企業はビジネスと同列に従業員のウェルネスに対してもより積極的な関与が求められる時代に突入しました。
COVID-19後のリカバリーにあたっては、このような予期できない状況下において、グローバルモビリティチームが、ソートリーダーシップ(先進的な意思形成)、積極的なコミュニケーション、多様性に対応できる柔軟な施策を通じて、従業員、ビジネス、そして社内外の様々なステークホルダーとの関わりを推進することがこれまで以上に重要になります。
COVID-19リカバリーチェックリスト
リカバリーのための15ステップをご紹介します。
1. 従業員に対する提案の見える化
有事の際にも、会社が海外勤務者に対してどのようなケアを提供できるのかを対象者に提示できますか?
2. 医療保険の確認
海外勤務者に付保されている保険は、パンデミックに対しての考慮がされていますか?緊急避難サービスの内容は適切で最新の内容ですか?移動中の事故や発病に対しても対応できますか?メンタルヘルスに対する考慮はされていますか?こうした観点から、現在の医療保険の内容を見直しましょう。
3. トラッキング
貴社の海外勤務者とその家族がどこにいるかを把握できるアプリなどのテクノロジーの整備について検討しましょう。
4. リスクアセスメント
任地の事業所や自宅の場所の状態を把握し、それらを最新の状態に保ち、各拠点の渡航制限や検疫要件などについて適切な情報源を用意します。
5. 危機管理施策
緊急避難ポリシーを見直し、単身赴任(家族の分離)、任地での足止めなどの状況に対処する際のポリシーがなければ追加します。危機管理対策チームの対応ポリシーを再検討し、十分に堅牢であることを確認します。
6. 費用対効果
パンデミックにともなう経済の後退、企業の減益等に伴い、費用対効果の高い海外勤務ポリシーオプションを提供する方法を検討し、現在のプログラムで過剰となっている費用がないかなどを監査し、国内外のリロケーションベンダーの統合などを含めて検討します。
7. コストの再分配
インセンティブなど、最新のモビリティトレンドにおいて重要度やその支給金額が下がりつつあるものなどについて、自社ポリシーではどのような位置づけとなっているのか、コストの再分配ができるかどうかを確認・検討します。
8. 緊急時の通信手段
今後の非常において、海外勤務者との確実な通信手段があるかどうかを確認します。
9. 海外手当の改定
海外手当の改定が大幅なインフレや為替変動に対応できるスケジュールかどうか確認します。また、会社指示もしくは自主的に帰国している赴任者に対してどのくらい/いつまで海外手当を支払うかを決める必要があります。また、渡航制限などがある場合に、一時帰国費用を手当化するなどの検討も必要でしょう。
10. 経費精算
通常予期していない費用の精算について、その承認プロセスを確定しましょう。
11. 在宅勤務
国外や担当地域外における在宅勤務に取り組むための方針を策定しましょう。
12. モビリティ-チームの組織
モビリティチーム(海外人事担当)組織の体系と今後の危機への対処能力(分散型と集中型)を確認し、必要に応じて変更を加えます。(だれが状況の追跡をするのか、だれが危機タスクフォースの一員としてセキュリティチームと協力して動くのか、そしてモビリティに適切なスキルセットを持っていますか。)
13. ベンダーネットワークの活用
緊急時に、各ベンダーと連携してどのような動きができるのかを確認しましょう。
14. 従業員ネットワーク
従業員同士が情報を共有したり情報にアクセスしたりする方法を検討し、社内コミュニティのサポートやそのためのリソースがあることを感じられるようにします。
15. モビリティの役割
自社のグローバルビジョンを再確認し、有事の際にモビリティがどのように役立ったかを評価し、海外勤務の価値を改めて提案します。そして必要に応じてこれらを基にモビリティの機能を強化・変更します。
リロ・エクセルインターナショナル/AIRINCでは「COVID-19後」のリカバリープランについて最適かつ
最新の情報提供をもって皆様のサポートをいたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。
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