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【2019年版】現地住宅事情@ニューヨーク

2019.06.05

REDACラッキー


ラッキー(Rucky)
リロ・リダック社、タレント部所属。
アメリカで放送しているテレビCMで活躍中のタレント犬。
現地の住宅事情や街の情報について発信していきます。
アメリカの不動産事情に精通し、日系企業・駐在員のリロケーション、住宅やオフィスの賃貸・売買などの記事も執筆しています。趣味は散歩。

日本人駐在員世帯はどのようなエリアに住んでいるか

NYMAP

ニューヨークに赴任される駐在員世帯の居住エリアは、マンハッタン、ウエストチェスター、ロングアイランド、ニュージャージー」の4つのエリアに大別されます。弊社が昨年斡旋した住宅の成約状況でみると、世帯の分布はマンハッタンが最も多く39%、続いてウエストチェスターが27%、ニュージャージーが25%、ロングアイランドが9%となっています。

ニュージャージーやロングアイランドに住む世帯は、職場がその近くにあるから、というケースが多数を占めますが、マンハッタンへの通勤も可能なエリアであり、ニュージャージーであれば、バスや地下鉄を使って、ロングアイランドであれば鉄道(Long Island Rail Road)で通勤することができます。


家族構成によって分かれる、エリアの選択肢

これまでのトレンドとしては、単身や夫婦世帯(子供なし)は職場に近く、生活の利便性が高いマンハッタン(特にミッドタウンやアッパーイーストサイド、アッパーウエストサイド)を選び、家族世帯(学齢期の子供帯同)は学校区が良く、美しい自然に囲まれた郊外のウエストチェスターを選ぶ傾向がありました。

ウエストチェスターからは鉄道(Metro North)がグランドセントラル駅に乗り入れており、ミッドタウンのオフィスへの通勤に便利なだけでなく、地下鉄と異なりほぼ確実に座れるため、片道約1時間ほどの通勤時間も快適に過ごすことができます。町の喧騒を離れて静かに暮らしたい駐在員家族には、もっぱらウエストチェスターが人気です。

ところが、ここ最近は家族世帯でも、マンハッタンのアパートへ入居を希望する方が増えつつあります。その理由は、郊外の一軒家では家のメンテナンスも入居者の責任となるため、夏場の庭の芝刈り・水やり、冬場の雪かきなどが負担となり、メンテナンスフリーの集合住宅を希望するようになっているのです。マンハッタンにも良い学校区はあるため、学齢期の子供がいる世帯にとっても、最近はマンハッタンが選択肢となっているようです。また、お洒落な街として日本のメディアで取り上げられることも増えた、ブルックリンに住む駐在員も増えています。

東京の約2倍!?ニューヨークの家賃相場

ニューヨーク、特にマンハッタンで家探しを始めて、まず驚くのが家賃の高さだと思います。もちろんエリアや物件の状態により家賃の幅はありますが、例えば、東京の渋谷区で単身世帯のワンルームを探す場合、予算12万円程度でかなり選択肢が出てくると思いますが、マンハッタンで同じ水準の物件を探そうと思うと、2,300ドル以上(約25.3万円1ドル110円換算)必要になります。

日本人駐在員に人気のエリアで見ると、ミッドタウンのスタジオ(築90年ほどの古い物件となります)が'$2,350~、1ベッドルームが$3,100~、2ベッドルームが$4,450~となり、アッパーイーストサイドのスタジオが$2,300~、1ベッドルームが$3,100~、2ベッドルームが$4,950~となっています。

マンハッタンにこだわらず、イーストリバーを越えてロングアイランドシティへ行くと、スタジオの家賃はほぼ変わらないものの、1ベッドルームが$2,750~、2ベッドルームが$3,950と、やや低い価格帯に落ち着きます。 一方、ウエストチェスターで日本人駐在員に特に人気のエリアは、ハリソン、イーストチェスター、ホワイトプレーンズとなりますが、このエリアの家賃相場は、2ベッドルームが$2,800~、3ベッドルームが$3,200~、4ベッドルームが$4,000~となっています。

希望に近い物件が見つかったら、即断即決

マンハッタンの空室率は非常に低く、東京23区の空室率が15.7%なのに比べ、マンハッタンの空室率は1.5%という低さです(2018年時点)。そのため貸主は強気であり、内覧順に関わらず、より良い条件を提示する借主と契約する傾向にあります。

物件は貸主・借主の両者が契約書に署名した時点で初めて確保されます。言い換えると、物件を仮押さえしておくことはできず、契約締結間近であっても、よりよい条件を提示した借主が現れた場合、そちらの借主に物件を取られてしまうこともあります。

従って、希望に近い物件を見つけたら、すぐに申し込み、審査が通り次第契約されることをお勧めします。なお、ウェブサイトの更新がリアルタイムに行われないこともあり、成約済の物件がウェブサイト上に残っていることもあるので、気になる物件の詳細は、不動産会社に問合せましょう。

住まい探しで気をつけるべきポイント

1. 治安

海外生活において身の安全を確保することは重要なポイントです。ニューヨークの治安は以前に比べて改善されたとはいえ、危険な地域は残っているため、注意しましょう。

2. 契約条件

日本からの赴任者の多くは、会社規程(家賃上限、入居日、特約等)に沿った物件を探すことになります。加えて、帰任時期があらかじめ確定できない場合は、中途解約条項という契約期間内に中途解約することを可能にする条項の追加交渉を行う必要があります。

また、日本と違ってアメリカの賃貸市場では貸主有利となっているため、契約期間満了後の契約更新も貸主の都合が優先されます。日本では簡単にできる法人契約もアメリカでは稀で、個人契約が優先されます。契約書の内容については、契約者ご自身で念入りにチェックされると共に、プロフェッショナル(不動産仲介会社)にサポートを依頼することをお勧めします。

3. 学校区

アメリカの公立校は学校区で教育方針を決定するため、学校区間での違いが顕著です。お子様がいる場合は、ご希望の学校への入学が許可されるエリア(学校区)の物件を選ぶ必要があります。

4. ペット

ニューヨークはペットを飼っている人が多く、街を歩いていると犬を散歩する人によく出会います。レストランやカフェ等の商業施設はペット可なところが多く、公園のドッグランも充実しており、ペットフレンドリーな街と言えます。しかも、最近ではグルーミングはもちろん、獣医の自宅訪問や、不在時に泊り込みでペットの世話をしてくれるなど、高級ペットサービスを提供するペット可の高級賃貸ビルディングも出てきています。なお、ペット可であっても、重量や犬種の条件が付いている場合もあるので確認が必要です。

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