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【2020年3月6日│上海現地レポート】新型肺炎に関する状況について

2020.03.06

【2020年3月6日│現地レポート】新型肺炎に関する状況について

本内容は、弊社上海現地法人の駐在員の見解です。

公式に発表されたものではありませんのでご留意願います。

隔離措置状況

上海側及び日本側の双方で昨日以降、慌ただしい動きが出ておりますので改めて整理します。

特に今後上海へお戻りになられる予定の方は、十分注意してください。

・3月3日午後、上海市政府から通達が出され、日本からの渡航者に対して14日間の隔離措置が強制的に取られることとなりました。

・日本から虹橋及び浦東の両空港へ到着する航空機の乗客は、搭乗便ごとに集中的に検疫を受けることが必要となります。

・上海に自宅がある方は、基本的に自宅で14日間の隔離措置となっていますが、次の点が不確定要素となっています。

▶自宅であることをどのように証明するか(臨時宿泊登記が最も望ましいが携帯している人はまずいないと思われます)。

▶仮に自宅である旨を証明できた場合でも、マンション側の判断で、自宅ではなく別途指定の施設での隔離を求められる場合があります。

▶自宅までの移動方法は、空港の検疫当局の指示する方法で移動してください。

・出張者や赴任したばかりで自宅が決まっていない方は、空港の検疫当局が指定する施設で14日間の隔離措置となります。

▶空港から指定の施設までの異動は、検疫当局が用意するバスで集団で移動する形となります。

▶隔離される施設は、原則ホテルですが、通常日本人が出張などで利用するレベルのホテルではなく、いわゆるローカルのホテルとなります。

・マンションでの隔離においては、原則部屋からの外出が禁止(最近、上海での感染状況に改善の傾向がみられるため、マンションによっては管理が緩くなっていますが原則は外出禁止で、違反が発覚した場合には罰せられる恐れがあります)。

・外出が認められるのは、医療機関への通院など居民委員会やマンションが認めた場合に限られます。食品などの日用品はマンション側の担当者などに買い物を委託するか、携帯電話のサイトなどを使ったデリバリーサービスを利用することとなります。飲食店からのデリバリーサービスの利用も可能です

・ホテルでの隔離の場合は、食事は部屋の前に置かれ服務員がドアをノックする形で告知されます。何か必要なものがある場合、服務員へメモなどで依頼することとなります。

・家族帯同で駐在されていた方の場合、仮にご本人が春節期間を含め一連の規制前から上海に滞在していたとしても、日本からご家族が自宅へ(首尾よく自宅へ戻れたとして)戻ったタイミングで、そこから14日間の隔離措置の対象となります。

今後について

現在、日本の中国大使館(ビザセンター)で新規のビザの発給が事実上止まっているようです(受付自体は行われるものの、いつ発給されるかわからない状態)。従って上海到着後の14日間の隔離措置を考えるとノービザでの入国は意味がなくなるため、実質的に上海への新規の入国が不可能となっている事態です。春の定期異動を予定されておられる企業も多数あるかと思われますが、渡航時期の見極めは慎重に行われるようお勧めします。

上海側の感染者数の推移だけを見れば、事態は完全に好転しているように見られます、現在市政府が最も警戒しているのは、汚染地域として認識されている日本をはじめとする地域からの感染者の逆流です、昨晩も浦東地区のとあるマンションで夜遅い時間にも関わらず、イランからの渡航者で感染が発覚した方と同じ便に搭乗していた人が、検疫のため施設への同行を求められたという情報があります、日本人も若干窮屈な感じになってきております、もちろん、こんな時期ではありますが上海へ渡航しなくてはいけない事情がおありの方もおられると思います、是非現地の最新情報などを細かくチェックして頂くようお願い致します。

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