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【2020年5月28日│上海現地レポート】今回の外国人入国制限措置に関して

2020.06.01

【2020年5月28日│現地レポート】新型肺炎に関する状況について

本内容は、弊社上海現地法人の駐在員の見解です。

公式に発表されたものではありませんのでご留意願います。

1:春節以降の一連の規制及び措置

1月23日:湖北省の武漢を封鎖

2月10日:上海市政府の要請を受けた休業期間が明け一部企業で活動が再開

3月3日:日本など重点汚染地域からの渡航者に対して14日間の隔離措置が強制となる

3月23日:正午を以て上海市が海外の新型肺炎重点汚染地区から日本を除外、入国後の隔離を撤廃

3月26日:18時以降入国する全ての外国人に対し隔離措置と経過観察を実施すると発表

3月28日:0時を以て発行済の居留許可及び訪中査証を持つ外国人の入境を暫時停止すると発表

3月31日:正午を以て日本人の中国滞在15日間までの査証免除などの措置を暫時停止すると発表

2:ビザ関連手続きについて

ファストトラック

5月12日に一部新聞紙上で韓国との間で交渉開始と報道。

入国前48時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明が必要など調整が残る。

入国後の隔離は不要の見込みだが、入国できる都市が制限された模様。

緊急ビザ

地元政府が必要と認める事業に対し省レベルの許可証に基づいて発行される。

就労のためのZ査証と出張のためのM査証(最大180日)がある模様。

入国後は指定の施設で14日間の隔離措置を実施。

再入国

居留許可証を保有する駐在員及び家族が帰還した例は上海では未確認。

出入境管理局は3月28日付の政策に何ら変更はないという見解。

各種更新手続き

保有する居留許可証の有効期限から3か月以内の場合はM査証を取り帰海。

3か月を超えた場合はM査証で帰海後に上海で体格検査を受診。

家族の場合は改めてS1査証を取得して帰海、配偶者は体格検査を受診。

本人の場合は工作許可の更新が家族の場合は本人の居留許可の更新終了が条件。

3:今後の見通しについて

ベストシナリオとしては、6月下旬までに外国人の再入国制限が廃止(又は緩和)されること。

以下が目安となると思われる。

~全人代終了ご2週間を経過した中国国内の感染状況が落ち着いていること

~緊急事態宣言が解除された日本国内の感染状況が落ち着き検査体制も一定程度整っていること

駐在員本人に関しては、2022年から正式に開始される個人所得税の新税制を睨み減少傾向を予測。

帯同家族に関しては、日中それぞれの学校の再開時期に左右されるが一旦は減少する傾向を予測。

4:不動産市場について

今回の防疫体制に於いて、武漢をはじめ各都市が実質的に封鎖され大都市への注目度がアップ。

医療レベルの高さや海外を含めたアクセスの良さに着目し、大都市の不動産を購入する意欲が増加。

上海に関しても2020年1月からのマンスリー、及びクオータリーでの販売価格が上昇している。一方、国外へ退避したまま戻れない(又はそのまま帰国)外国人の増加を受け賃貸物件の空室が増加。一部のディベロッパー管理物件では、賃貸から売却と言う動きが出始めている。

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