海外人事のためのウェブメディア「海外赴任LAB」

アフリカ ブルキナファソ 危機管理 各国トレンド 海外医療 現地情報 転勤族協会TKT48 広報部海外メンバー

【第55回】ブルキナファソからの一時帰国(移動編)

2021.02.23

ブルキナファソからの一時帰国(移動編)

転勤族の妻(略して転妻)がお届けする『現地発』のリアルリポート、今回はブルキナファソ在住「TKT48」広報部海外メンバーのAikoが、久しぶりの一時帰国についてリポートします。

私たちは2020年12月~2021年2月に一時帰国をしました。

今回はコロナ禍での移動となったために、これまでの移動とは全く異なったものとなりました。

※以下は、2020年12月~2021年2月の情報です。出入国とPCR検査に関する情報は日々更新されているので、実際に渡航される方は最新情報をご確認ください。

片道24時間を超える飛行機移動

ブルキナファソから日本への移動は、経由地と所要時間が最も少なくなるルートを考えると、「エールフランスを利用したパリ経由」か、「エチオピア航空を利用したアディスアベバ経由」の2つとなります。とはいっても、どちらも乗り継ぎ時間を含め、24時間以上かかります。

今回は、感染者数の多いヨーロッパを避けるためにエチオピア航空を利用しました。日本までの経路は以下の通りです。

ワガドゥーグー(ブルキナファソ) → ニアメ(ニジェール) → アディスアベバ(エチオピア) → 仁川(韓国) → 成田

エールフランスを利用すると、パリで12時間以上も乗り継ぎ便を待たなければならないことがあります。

それに比べ、エチオピア航空は乗り継ぎ時間が短時間であるため、体感的にとてもスムーズでした。

しかし、復路便では経由地で遅延し、30時間もかかりました。

移動する度に、西アフリカと日本の距離を実感させられます。

コロナ禍ならではの、普段の移動との違い

移動中の様々な場面で、新型コロナウイルス感染症における影響を目の当たりにする機会がありました。

これまでの移動と大きく異なっていた点は、下記の通りです。

・乗客数が激減

・搭乗時にアルコールジェルが配布された

・健康調査票の提出を求められた(日本・韓国・ブルキナファソ)

・ブルキナファソ出入国時にはPCR検査の陰性証明書が必要

・日本入国時の検疫チェックとヘルスチェック

成田到着時には一人ずつ滞在国と健康状態が確認され、問題のなかった人には「QUARANTINE(検疫)」と書かれた青い紙が渡されました。滞在国によっては日本到着時にPCR検査が必要な国もありますが、ブルキナファソは該当国ではないため到着時の検査は不要でした。

帰りの成田空港は驚くほどガラガラで、ここまで人のいない空港を見たことはありませんでした。欠航便が相次ぐ中、私たちが搭乗したエチオピア航空機が、この日の夜出発した唯一の飛行機でした。

日本とブルキナファソの、渡航前PCR検査の違い

ブルキナファソ出入国時にPCR検査の陰性証明書が必要だったため、ブルキナファソと日本で渡航前PCR検査を受けました。

私たちが受けた渡航前PCR検査の両国の違いは、以下の通りです。(※医療機関によって異なります。)

<ブルキナファソでの渡航前PCR検査>

・検査方法: 鼻咽頭ぬぐい液採取

・所要時間: 4時間半

・結果が出るまで: 2日

・検査費: 無料

私たちが渡航前PCR検査を受けた2020年12月は、検査機関により、1日に実施できる検査人数に上限がありました。多くの医療機関で、当日受付に来た人から先着順で80~100名ほどしか検査を受けることができませんでした。

私たちが行った病院は先着80名までで、検査は外に建てられた仮設テントで行われました。小さな子どもたちを連れ、朝5時半に病院へ行き、検査が終わる10時前までのおよそ4時間半、外で並び続けなければならなかったことが大変でした。

翌日に出ると言われていた結果は翌々日となり、さらに証明書に記載された名前に大きなスペルミスがありました。修正を依頼したところ、病院スタッフに「問題ない」と言われて取り合ってもらえず、仕方なくそのまま受け取りました。ブルキナファソの空港で陰性証明書を確認してもらい、無事に飛行機に搭乗できたときには安堵したことを覚えています。

<日本での渡航前PCR検査>

・検査方法: 鼻咽頭ぬぐい液採取

・所要時間: 10分

・結果が出るまで: 2時間

・検査費: 15,000円/人 (証明書発行代を含む)

日本で受けたPCR検査は、事前インターネット予約と事前クレジットカード払いで対応されており、当日の受付~検査終了までにかかった時間はわずか10分程度でした。病院のスタッフや検査に来た方との接触がほとんどないように動線が作られていました。

また自由に移動できる日を願って

我が家は半年以上前から一時帰国を検討してきましたが、日本へ帰ることが憚られ、何度も延期し、今回は苦渋の決断で帰ることを決めました。一時帰国中は必要最低限の外出に留め、家族以外とはほとんど会うことなく過ごしました。

日本とは言葉も文化も異なる国で、家族や友人と離れて生活している駐在員とその家族にとって、一時帰国は一番の楽しみであり、休息であると考えています。

まだまだ日本へ帰れずにいる駐在員や、家族が離れ離れのまま過ごしている駐在家族もいることと思います。1日でも早く、自由に移動できる日が戻ってくることを願ってやみません。

Related Articles

合わせて読みたい

Interview

海外で活躍する先人達