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カンボジア│海外赴任前に済ませておきたいこと【予防接種編】

2019.01.03

海外赴任前に済ませておきたいこと【予防接種編】

皆さん、今まで海外旅行へお出掛けの前に、推奨されている予防接種をされたことはありますか?

大半の方は「受けたこと無い」と答えられると思いますが、数日間の海外旅行であれば「きっと大丈夫。」と思われる方がほとんどで、わざわざ時間とお金をかけてワクチン接種をされる方はごく僅かと考えられます。

しかし短期間の海外旅行であれ、ましてや長期間の海外生活となると、長く滞在する分だけその土地で陥りやすい疾患にかかってしまうリスクも高まります。そこで今回は、実際に当院で診られたケースを元に、日本ご出国までに終えておきたいワクチン接種の種類をご紹介します。

カンボジア渡航前に済ませておきたい予防接種

カンボジアには、「食べ物から感染」するものから、「動物から感染」するものなど、様々な感染経路を持つ感染症が存在しますが、その多くは事前にワクチン接種で感染のリスクを回避できる疾患があります。

各種ある感染症の中でも、特に事前にワクチン接種を終えておきたい感染症は、下記となります。

-食べ物から感染する感染症-

A型肝炎

原因:A型肝炎ウイルスに汚染された、飲み物(水や氷)、野菜や果物、魚介類などを摂取することで感染

症状:急な発熱 / 体の倦怠感(だるさ) / 食欲不振 / 吐き気・嘔吐 / 黄疸など

腸チフス

原因:チフス菌に汚染された、飲み物(水や氷)、食べ物などから感染

症状:高熱、頭痛、体の倦怠感など

-動物から感染する感染症-

狂犬病

原因:狂犬病ウイルスに感染している動物に噛まれたり、引っ掻かれる、傷口/目や口の粘膜を舐められることで、神経系の細胞に感染

症状:恐水症(水を見ると首の筋肉が痙攣)、一時的な錯乱、麻痺、呼吸器障害などの症状が現れ、後に死亡する

-土壌から感染する感染症-

破傷風

原因:ケガを負った傷口から破傷風菌が体内に入ることで感染

症状:口を開けにくい、飲食の摂取が難しい、体が痛い/ しびれるなど

日頃から気をつけること

上記4種類の疾患は、カンボジアで新生活をスタートした時点で、感染リスクが高い感染症となります。

現地で調理された料理を口にする、街中にはノラ犬やネコがたくさんいる、また自転車やバイクに乗って移動するなど、食べ物から感染する/動物に噛まれる/事故でケガを負ってしまうなどというリスクはあちこちに存在します。

そのため、できるだけ日本出発前に接種できるワクチンを受けておく、または現地に到着後に現地の医療機関でワクチン接種を開始するなど、事前にできる予防策を検討しましょう。

しかし、各種ワクチン接種を終えたからと、安心しきってはいけません。疾患によっては感染リスクが高い状況に陥った場合、免疫を高めるために追加接種を受けなければいけないワクチンもあることを覚えておきましょう。

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