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【第3回】続・妻が納得する家はコレだ!転勤族の妻が教える物件選び │インド編

2019.01.23

続・妻が納得する家はコレだ!転勤族の妻が教える物件選び 【インド編】

インド在住「TKT48」広報部海外メンバーのsayokoが、前回(リンク:妻が納得する家はコレだ!転勤族の妻が教える物件選び【インド編】)に引き続き、妻も納得のインド流物件の選び方をお届け致します。

物件を決定したら次はいよいよ部屋を選択します。しかし、一言で部屋の選択といっても日本とは全く異なる基準で選択をしなければならないため、実は一番頭を悩ませたのは部屋選びでした。なぜなら、部屋のオーナーごとに、インテリアのセンスや、家具家電の設置状況が大きく異なるからです。

そのため「Pyramid RELO」さんにとことんお付き合いいただきました。

家具家電は日本から持ってこない。サービスアパートメントは快適

インドでは、外国人には「サービスアパートメント」が主流です。日本では聞き慣れないこのサービスアパートメント、インドのみならずアジアを中心に主流なサービスとなっています。各国で概念に若干の差はありますが、ここではインドにおけるサービスアパートメントを簡単に説明致します。

・ベッドやテーブル、テレビ等の家具家電やインテリアが予めオーナー側で用意されている

・夫の勤務先やオーナーによっては、「ハウスキーピング」と呼ばれるベッドシーツやタオルの交換、室内の清掃等のサービスも契約可能(多くの日本人がこのサービスを利用しています)

・家電等に不具合が生じた際も、電話やメールでオーナーに要請すると修理やメンテナンスの業者が自宅まで出張してくれる

シーツ交換や掃除まで済ませてくれるため、到着したその日から難なく生活可能な事が最大のポイントです。また、ここインドでは「週に一度は何か不具合が出る」とささやかれているため、自分で直接業者に連絡するのではなく、オーナーに要請できる事も、心理的な負担が少なく済む嬉しいポイントです。

命運を握るのはやはりオーナー。サービスアパートメントの落とし穴

先述の通り、サービスアパートメントの部屋は生活に必要な家具家電が予め備え付けられています。日本の炊飯器などはありませんが、我が家ではお皿やお鍋、電気ケトルなどのキッチン用品まで揃っていました。

一見非常に便利なサービスアパートメント。実はその便利さ故の落とし穴も潜んでいました。

我が家が実際に頭を悩ませたサービスアパートメントの落とし穴は、

・家具家電は既に備え付けであるため、自分好みではないものを使用しなくてはならない事も

・以前の住人が使用していたため、家具の汚れが気になる

・オーナーのインテリアセンスが好みではない

・自分好みのインテリアにできない

以上の4点です。

家具家電はこちら側が指定できるわけではありません。そのため、部屋を選択する=必然的にその部屋の家具家電をそのまま使用する事になります。アパートメントや階数と同時に備え付けられている家具家電もしっかりと見極める必要が出てきます。

例えば家具家電の問題点として、エアコンが挙げられます。1年の大半が猛暑であるグルガオンでは、実はエアコンは冷房のみしか使用できないものも多く売られています。しかし、11月下旬から2月頃までは寒く、夜は毛布が無いと眠れない程なので暖房機能は必須です。エアコンの機能を確認しておらず、寒くなってから大慌てでヒーターを購入した方もいらっしゃいます。

そして最大の問題点として皆が口を揃えるのが、アパートメントや階数などは全て気に入ったけれど、室内インテリアがどうしても好みではなく諦めたという話。シンプルで機能的なものを好む傾向にある日本人から見ると、インドのインテリアは色使いから装飾まで大きくてゴージャス。機能性は二の次で、日本人から見るとどうも落ち着かないと感じることもあります。

家具家電から食器までどの様なものを設置するかは全てオーナー次第。快適に過ごせるか否かは実はオーナーのセンスが命運を握っているのかもしれません。そのため、最近では外国人に貸すことを見据えてシンプルな家具家電にしているオーナーや、日本製の便座やシャワーを完備し、日本人専門に部屋を貸し出しているオーナーもいる様です。

とはいえ、日本からベッドやソファをインドまで持ち込むことは困難なので、家具家電付きの部屋を借りることがベター。少しでも好みのインテリアの部屋が見つかるよう根気よく探しながらもどこで妥協するかをしっかり家族で話し合う必要があります。

赴任後、同じくインド赴任をしている方同士で部屋を見せ合って、元々どの様なインテリアで、どの様に自分でアレンジをしているのかなどを見せ合うことも面白いです。

実際に住んでみた感想

夫婦で一喜一憂しながら探したインドの家。

最後に、実際に住んでみて良かった点、悪かった点を挙げてみたいと思います。

【良かった点】

・20階以上の部屋のため、蚊をはじめとする有害な虫はほとんど見かけない

・アパートメント内で生活に関する事が完結できる

・大型のアパートメントのため、セキュリティが割としっかりしている

・オーナー(サービス会社)の対応がインド内では早い方である


【悪かった点】

・高層階の部屋はエレベーターがなかなか来ず、夫の出社時には5分近く待つ事も(日本のものよりスピードがゆっくりであるため)

・備え付けの家具に息子(現在2歳半)が落書き等しないか内心ヒヤヒヤしている

・階数や部屋数などの目先の条件ばかりにこだわりすぎたため、日当たりの良くない部屋を選んでしまい、冬期は暗く寒い事に気がつかなかった

日本とは環境も国民性も全く異なるインドにおいての評価とはなりますが、私たち夫婦は現在の部屋でおおむね満足しています。まさに妥協せずに根気よく探し続けた甲斐があり、息子もストレスなくインド生活を楽しんでいる様です。

私自身、インドで内覧をして各オーナーさんとお話をしながら物件を決定した経験は自信にも繋がりました。大袈裟かもしれませんが、自ら責任を持ってインド赴任に帯同し、これからの生活を生かすも何も自分次第であるという再認識にも繋がり、結果的に我が家にとってプラスに作用しています。

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