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【第4回】日本にいながらマレーシアの家探し|駐在員の妻の視点から

2019.01.25

日本にいながらマレーシアの家探し|駐在員の妻の視点から

「TKT48」広報部海外メンバー・ベルギー在住のyukaです。

前回の『リンク:日本にいながらベルギーの家探し│駐在員の妻の視点から』に続き、今回は初めての駐在帯同の地『マレーシア・クアラルンプール』での物件を、どのように探したかをお伝えします。

クアラルンプールでの駐在家族の生活

初めての海外赴任で勝手が分からないため、まずはマレーシアでの生活についてインターネットや本で調べました。駐在員の奥様のブログや、退職後に移住した方が出版された本があったので、情報収集にはあまり苦労しませんでした。

マレーシアの国教はイスラム教です。しかしマレー系、中華系、インド系の人々が暮らす多民族国家ですので、民族によって言語も宗教もバラバラです。スーパーでは豚肉等、イスラム教の方が食べられない食品は「non-Haral」として分けられており、品数も少なかったです。一方、中華系の肉屋さんに行けば豚肉のスライスを買うことができ、イスラム教の国だから買い物が不便ということはあまりありませんでした。

またマレーシアは元イギリス植民地ということもあり英語が通じることが多く、アフタヌーンティー等のイギリスの習慣も残っています。

駐在員家族は、ひったくり等の犯罪に巻き込まれる危険もあるため、あまり徒歩で遠出することはなく、外出は自家用車かタクシー、もしくはショッピングセンターが運行しているバスを利用する人が多かったです。

日本のように大型ショッピングセンターがあり、伊勢丹、イオン、ダイソーや、日本の外食企業も多数、進出しています。現在住んでいるベルギーには日本の小売企業、外食企業はあまり進出していませんし、大型ショッピングセンターはあまり使い勝手が良くないうえに、ほとんど小売店は日曜日には閉まります。ですから買い物はマレーシアの方がずっと便利でした。

クアラルンプールには日本人学校、日本人学校幼稚部、日本人幼稚園があります。またインターナショナルスクールに学費が日本に比べて安いため、インターナショナルスクールに通う駐在員のお子さんもいらっしゃいました。

クアラルンプールの住宅事情

駐在員家族の多くは『コンドミニアム』と呼ばれる高層マンションに住んでいました。コンドミニアムの設備、部屋の設備も物件を選ぶうえで重要なポイントでした。

<コンドミニアムの設備>

屋外プール、トレーニングジムのあるコンドミニアムが多かったです。

ぶらんこ、滑り台等遊具、託児所、クリーニング店、コンビニ、カフェのあるコンドミニアム、スーパー直結のコンドミニアムもありました。

<部屋の設備>

家具、家電付き物件が多くあるように感じました。

同じコンドミニアム内でも部屋によって間取りは大きく違いますし、バスタブの有無が違うこともあります。また部屋ごとにオーナーが違い、備え付けの家具、家電も異なります。家具のセンスは自分と合うか、家電の使い勝手は良さそうかを確認して、入居前に家電の買い替え、買い足しをしてもらえるかを交渉することもあります。

<衛生安全面>

マレーシアでは蚊に刺されてデング熱を発症し、命を落とす人もいます。定期的にコンドミニアム全体に殺虫剤が撒かれますが、部屋に網戸はないので低層階を選んだ場合、蚊の侵入に注意が必要です。

クアラルンプールでの住居地区

<モントキアラ>

日本人以外にも様々な国からの駐在員家族、退職後の夫婦が多く住むエリアです。

日本人学校の通学バスも通っていますが、片道1時間ほどかかります。

我が家は初めての駐在帯同で不安だったため、日本人駐在員が多く住んでいるこのエリアにしぼって物件探しをしました。

<ブキビンタン>

市街地の中心部。買い物にとても便利なエリアですが、日本人学校の通学バスが通らないため、日本人学校に通う子がいない家族の選択肢になると思います。

<サウジャナ>

日本人学校のあるエリア。

日本人学校は徒歩通学禁止でしたので、このエリアに住んでいてもバス通学です。

<その他>

日本人学校に通い子供がいる場合はバスルートであるバンサー、TTDIエリアも選択肢にあります。

日本人学校に通う子供がいない場合は大型ショッピングセンター近隣エリアも便利です。

お子さんがインターナショナルスクールに通う場合にはその近隣に住むケースもありました。

クアラルンプールでの物件探し、そして、住んでみて感じたこと

実際の内覧は夫のみが行ったので、各物件の写真をデジタルカメラで撮って送ってもらいました。不動産会社の方には、各コンドミニアムの日本人入居状況や管理会社について教えてもらいました。その頃、我が家には小さな子がいましたので、遊具や託児所があること、管理会社がしっかりしていることが決め手となり家具付き物件を決めました。

実際に住んでみると、モントキアラには公共の公園というものがなかったので、コンドミニアム内に子供向け遊具、プールがあるのは助かりました。

またマレーシアのコンドミニアムは日本のように丁寧に建てられていないので不具合が多く出ます。特に新築物件の不具合は多いそうです。我が家でも不具合(天井、壁のかび、水漏れ)はありましたが、コンドミニアム内に管理会社の事務所があり迅速に対応してくださったので、すぐに修理してもらえて良かったです。オーナーや管理会社がずさんだと修理を依頼してもなかなか修理に来ないということもあるそうでした。

マレーシア赴任帯同を終えた今、マレーシアでの生活を振り返ってみると、治安の面など日本での生活とは違いがあり、苦労することも多かったです。しかし、その違いをあらかじめ知ることで、では『どのように生活するか』『どこに住むか』『どうトラブルに備えるか』を考え、気持ちの準備をすることで、楽しくマレーシア生活を過ごすことができました。

後悔しない物件探しのためにはやはり『物件探し前に現地の情報収集をして生活をイメージする』ことが欠かせないと思いますし、その情報は物件探しだけでなく帯同後の生活にも役立つと思います。

【こちらのコンテンツもご覧ください】リンク:日本にいながらベルギーの家探し│駐在員の妻の視点から

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