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ペットを連れて海外赴任、こんなときどうする?

2018.07.29

愛犬・愛猫を伴うケースは年々増えている

 海外への赴任や海外からの帰任にあたり、家族の一員である愛犬・愛猫を伴うケースは年々増加しています。2004年11 月6日から犬などの検疫制度が抜本的に見直されたことに伴い、出発前から数年後の帰国に向けての手続きを考える必要がでてきました。まずは赴任先(入国先)の受け入れ条件の確認と、帰国時の日本への輸入条件の確認を行い、愛犬・愛猫に負担のかからない海外赴任の準備を行う必要があります。

 また送り方、日本への持ち込み方として、「通常の貨物として輸送する、手荷物として預ける、機内に持ち込む」の三つの方法があります(機内持込みは航空会社により対応が異なります)。

日本から【出国時】の手続き

赴任国(入国先)の輸入条件を確認

 入国先により輸入許可の取得、狂犬病予防注射、日本での飼養期間の証明などが必要な場合があります。入国予定国の輸入条件も、事前に在日大使館または赴任国の検疫当局に確認する必要があります。まずは輸入許可申請書を取り寄せ、申請手続きを開始します。

農林水産省動物検疫所での輸出検疫が必要

 出発前に、動物検疫所で輸出検疫を受ける必要があります。検査は出発当日に受けることができますが、7日前までに動物検疫所に連絡をしておくことを推奨します。成田空港で検査を受ける場合は、搭乗手続き(チェックイン)の約1時間前までに行く必要がありますので注意しましょう。

 入国先により、事前に輸入許可の取得手続きや動物病院での各種検査が必要な地域もあるので、動物検疫所へ行く前に何が必要であるかの確認が必要です。動物検疫所が発行する輸出検疫証明書に狂犬病予防注射の接種日を記載する必要がある場合は、輸出検疫時に接種した獣医師の発行する「狂犬病予防注射接種証」を持参します。

 また、出発前に狂犬病の中和抗体検査を実施した場合は、採血を行った獣医師が発行する採血日がわかる証明書および検査施設が発行する検査結果証明書を持参します。これらの証明内容を踏まえて輸出検疫証明書(英文)が発行されます。

海外から【帰国時】の手続き

輸入検疫と権益条件を確認

 海外赴任を終え、帰任する際にはまた輸入検疫を受ける必要があります。その際に冒頭で説明した検疫制度の条件が必要となります。マイクロチップによる個体識別をした上で狂犬病予防注射と狂犬病に対する抗体価の確認を行い、家畜防疫官の証明書を取得したうえで出国しないと、帰国時の係留期間が長く(180 日間)なることがあります。

帰国予定日の40 日前までに到着予定空港(または港)の動物検疫所への届出が必要です。輸出国政府機関が発行する検査証明書により指定地域から直接輸入され、輸出国政府機関発行の証明書により次のことが確認できる場合は、到着時 の係留期間は12 時間以内となり通常は短時間で検査終了となります。


指定地域(狂犬病の発生のない国・地域)から帰国する場合

【指定地域は次の11地域】

台湾、アイスランド、アイルランド、スウェーデン、ノルウェー、英国(グレート・ブリテン及び北アイルランド)、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアム


確認事項

①マイクロチップによる個体識別がなされていること。

②指定地域において過去180 日間、もしくは出生以降飼養されていたこと。

または日本から輸出されたあと、指定地域のみにおいて飼養されていたこと。

③当該指定地域に過去2 年間狂犬病の発生がなかったこと。

④出発前の検査で、狂犬病(犬の場合にはレプトスピラ症についても必要)にかかっていないか、またはかかっている疑いがないこと。


指定地域(狂犬病の発生のない国・地域)以外からの帰国する場合

①マイクロチップによる個体識別がなされていること。

②指定地域において過去180日間、もしくは出生以降飼養されていたこと。

または日本から輸出されたあと、指定地域のみにおいて飼養されていたこと。

③当該指定地域に過去2 年間狂犬病の発生がなかったこと。

④出発前の検査で、狂犬病(犬の場合にはレプトスピラ症についても必要)にかかっていないか、またはかかっている疑いがないこと。


動物検疫所で最新の情報確認をお願いします

 日々情報や制度が変わるため、農林水産省ホームページ、動物検疫所ホームページ、または最寄りの動物検疫所で必ず最新の情報を確認することを心がけましょう。

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