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【第33回】抑えるべきポイントはココ!ブルキナファソの首都ワガドゥーグーでの家探し

2020.04.07

抑えるべきポイントはココ!ブルキナファソの首都ワガドゥーグーでの家探し

転勤族の妻(略して転妻)がお届けする『現地発』のリアルリポート、今回は西アフリカのブルキナファソ在住「TKT48」広報部海外メンバーのAikoが、首都ワガドゥーグーでの家探しについてお送りします。

私達は、夫の赴任と同時に家族揃って帯同し、キッチン付きのレジデンスホテルに滞在しながら、物件を探しました。駐在妻として実際に体験した物件選びと、先進国とは少し異なる(?)家探しのポイントを併せてご紹介します。

ワガドゥーグーの住宅事情

「アフリカに住んでいる」というと、ごく稀に、テレビで放送されるようなマサイ族の村や、水や電気のない土でできた家に住み、井戸から水を汲んでいると思われる方もいます。しかし、実際にはそんなことは全くありません。

確かに水道や電気の設備が整えられていない地区も多くありますが、外国人が暮らす地区のほとんどは区画整備され、立派な家が建ち並び、プール付きの家や中には3階建ての豪邸もあります。

住居の種類としては、一戸建ての住宅が圧倒的に多く見られます。最近は、「アパルトマン」と呼ばれる3~5階建ての集合住宅も少しずつ増えてきました。それぞれに家具付きの物件と家具が付いていない物件があるので、契約の際に確認が必要になります。

主な外国人居住地区

① クルバ

タウン地区。

フランス式インターナショナルスクールや大きなスーパー、外国人向けのクリニックなどがある町の中心部です。

② ゾーン・ドゥ・ボア

アメリカ式インターナショナルスクールがある閑静な住宅街。

外国人に人気のレストランが多くあるのも、この地区です。

③ ワガ・ドゥーミル

新興住宅街で、各国の大使館が多い地区です。

日本大使館もこの地区にあります。

各地区が、ワガドゥーグーの中心にある空港を避けるように道路で結ばれているため、タウン中心部へのアクセスが悪く、通勤時間帯をピークに渋滞が多く発生します。そのため、学校やオフィスへの通いやすさを重視するのか、買い物や病院へのアクセスの良さを重視するのか等、それぞれの家庭で何を重視するかによって居住地区を選ぶことが大切です。

ワガドゥーグーで家を探すには?

家探しの手段は、大きく分けて下記の3つです。

①前任者や知人からの引き継ぎ

②SNSの外国人在住者向けグループ

③不動産仲介業者(個人・会社)

日系企業または組織に所属する場合は、前任者からそのまま引き継ぐパターンが多く見受けられます。

Facebookなどの外国人在住者向けの非公開グループに入ると、入居者を募集している物件や不動産仲介業者の情報などを、物件の写真付きで見ることができます。

私達の場合は、③現地不動産仲介業者(個人)へ連絡を取り、「予算」と「条件」を伝え、週末を中心に内見を行いました。

現地の個人不動産仲介業者を利用した家探し

私達の物件選びの条件は、以下の2点でした。

① 家が大きすぎないこと

② 子供達が遊べる庭があること

居住地区には大きくこだわらず、提示した条件と予算に見合った5~6軒の家を紹介してもらいました。

内見は、仲介業者と現地集合して行われました。時には物件の鍵を持っている大家が時間通りに来ないといった理由で、長時間待たされたこともありました。

私達が見た物件の中には、長年空き家になっており、破損箇所の多い家や、リノベーションに最低でも3ヶ月はかかりそうな家までありましたが、その中でもすぐに入居できそうな庭付きの小さな平屋建て(家具付き)の家に決めました。

物件選びから実際に住んでみて感じた、ワガドゥーグーでの家探しにおいて抑えるべきポイントを記載します。

① 大家との相性

雨漏りや劣化による不具合、または欠陥が多く、大家と連絡を取る機会が頻繁にあります。そのため、大家との相性や、不具合が起こった時にすぐに対応してくれる人なのかを見極めることが重要です。

② 高額な電気代

ブルキナファソの電気代は、日本の累進課税のように使えば使うほど単価が上がり、請求金額も高くなります。最も暑い4月には最高気温が46度まで上がり、エアコンを長時間使用する日が増えるので、昨年は1ヶ月の電気代が6万円を超えました。「日当たりの良い明るい家」、「風通しの良い涼しい家」などを選ぶことで、少しでも電気代を抑えることができるかと思います。

③ 安全対策

ブルキナファソで外国人として暮らしていると、良くも悪くも目立ち、有無を言わせずに「外国人=お金持ち」というイメージを持たれることが一般的です。強盗や泥棒による犯罪を防ぐため、各企業や組織では入居にあたり一定の安全基準が設けられており、以下のような条件を満たさないと、会社から入居を認められない場合があります。

・全ての窓に鉄格子があること

・全てのドアに鉄格子が付いていること

・居住地区が治安の悪いエリアに属していないことetc.

安全基準を満たすまで入居できないので、安全対策が十分に施されている家を選ぶことも一つのポイントかと思います。

ワガドゥーグーの家に暮らして

現在の家に住み、もうすぐ丸3年を迎えます。

実際に住んでみると、内見時には一見小綺麗に見えた我が家も、大雨の度に雨漏りが発生、その修復作業が2年以上続きました。棚の中や壁の裏にはシロアリが巣を作り、照明ライトの多くはヤモリの住処になっています。

排水管の詰まりや破損による水漏れ、その他の不具合も頻繁に起こります。

錠前が壊れてドアが開かなくなり、幼い娘と共に家の中に閉じ込められ、外からドアを破壊して助けてもらったこともあります。一難去ってまた一難...といったように、大小含め住居に関わるトラブルが後を絶ちません。

ワガドゥーグー在住者の話を聞いても、問題のない家に住んでいるという人の方が珍しいくらいです。

上記で家探しのポイントについて触れましたが、完璧な住居にこだわるというよりは、頻繁に起こる小さなトラブルもブルキナファソ生活の醍醐味として、笑いに変えられるような「明るく前向きな気持ちを持つこと」がワガドゥーグーでの家探しの一番のポイントかもしれません。

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