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【第40回】ブラジル駐在|リオ駐在員の新型コロナによる影響について

2020.06.20

ブラジル駐在|リオ駐在員の新型コロナによる影響について

「転勤族協会TKT48」広報部海外メンバー・ブラジル在住のリオママです。

新型コロナの影響にて在宅勤務、必要不可欠な用事以外の外出をしない様に生活をしてきたリオの駐在家族ですが、5月に入ってから主人の会社にて、とうとう帯同家族のみ日本への帰国を促す連絡がやってきました。

現在のリオ市による社会的隔離措置について(6月1日現在)

6月2日より、段階的な経済活動の再開を開始する旨が突然発表されました。

再開計画では、全体を6段階に分け、徐々に規制を緩和していくとされています(報道によれば、各段階の想定期間は15日間)。感染者数が減少傾向にあるわけではないのですが、とうとう経済活動の再開が始まってしまいました。

現在、第1段階の規制緩和となっており、海にはサーフィンを楽しむ人達が見受けられる様になってきました。

このまま、段階的規制緩和が進めば、3ヶ月後にはほぼ元通りの生活を皆が送る様になります。

主人の会社は、引き続き在宅勤務とする様なのですが、感染者数が増加傾向にあるのに、経済活動を再開すると、いったいどの様な結果になってしまうのか、不安でしかありません。以下、段階規制緩和の内容を、簡単に記します。

【第1段階】

・生活必需サービス以外の商店は閉鎖。

 ショッピングセンターも閉鎖とするが、レストラン等はデリバリーのみを条件に営業可。

・教育機関は閉鎖。

【第2段階】

・生活必需サービス以外の商店は閉鎖。ショッピングセンター内の店舗は、十分な感染症対策(社会的距離の確保、駐車場スペースを通常の3分の1まで減少させる等)の実施を条件に、12時から20時まで営業可。フードコート内のレストランはデリバリー形式のみ営業可。

・教育機関は閉鎖。

【第3段階】

・すべての商店が、入店可能人数の上限を設けることを条件に営業可能。

・2歳以上の子供たちのための公立私立の保育園は再開。5年生から9年生の公立私立学校が再開。人の密集は禁止。

【第4段階】

・すべての商店が、入店可能人数の上限を設けることを条件に営業可能。

・2歳以上の子供たちのための公立私立の保育園は再開。1年生、2年生、5年生から9年生の公立私立学校が再開。人の密集は禁止。

・ホテルは営業可能。

【第5段階】

・すべての商業施設は、十分な感染症対策の実施を条件に営業可能。

・公立私立の保育園は再開。1年生から9年生の公立私立学校が再開。人の密集は禁止。

【第6段階】

・すべての商業施設は、十分な感染症対策の実施を条件に営業可能。

・大学までのすべての教育機関が再開(人の密集は禁止)。

駐在家族の今後

ブラジル国内の累計感染者数は52万人(6月1日現在)を超えているのですが、ファベーラ(貧困街)における感染者数はこの数字の中には含まれていません。このままでは、年内にブラジルに戻る事は不可能なのではないかとの声も出てきています。

私達家族は4月に日本での出産を終え、当初の計画では8月にリオに戻る予定としていました。

しかし、予約していた航空券はキャンセル扱いとされる連絡が届き、子供が戻る予定としていたアメリカンスクールからも、休校期間延長に伴い教材がメールにて届きました。

誰もが、引き続き自粛生活を強いられると思っていた矢先に、まさかの段階的規制緩和との連絡があり、驚くと共に、このままではリオに戻る事はできないのではないかとの不安に襲われています。

息子は、来年の4月に小学生になります。このままリオに戻る事が出来ないのであれば、日本にて、私と子供達だけでどの様に生活をして行くのか考え、住む場所を探し、入学に向けた準備をしなければなりません。見通しの立たない今後に苛立ちを覚えると共に、一日も早く、家族一緒に暮らせる日がやって来る事を願うばかりです。

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