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【第43回】停電・断水頻発!ブルキナファソ駐在生活を快適に過ごす技とは?

2020.07.21

停電・断水頻発!ブルキナファソ駐在生活を快適に過ごす技とは?

転勤族の妻(略して転妻)がお届けする『現地発』のリアルリポート、今回はブルキナファソ在住「TKT48」広報部海外メンバーのAikoが、生活インフラが不安定なブルキナファソで実践している停電・断水対策を紹介します。

ブルキナファソでは多い時には停電が1日に10回以上発生し、1回の停電が12時間以上続くことも。断水も多く、時には数日間続くこともあります。

我が家では頻発する停電・断水に備え、住宅設備から便利アイテムを用いて、様々な対策を講じています。今回はアフリカ駐在6年目の我が家が、試行錯誤を重ねた末に辿り着いた停電・断水対策を一挙紹介します。

停電対策

停電頻発地域、かつ電圧不安定地域に暮らす私たちには、「アフリカ生活の三種の神器」の1つである「自家発電機」が欠かせません。

① ディーゼル発電機

② 無停電電源装置(UPS)

③ 電圧安定装置

これら3つを併用しながら停電対策を講じています。

① 駐在員家庭に必須!家庭用発電機

停電時にはテレビはおろか、インターネット(Wi-Fi)も繋がらず、夜は真っ暗で何も見えません。

最高気温40℃を超える中で停電が発生すると、エアコンや扇風機が使えず、室内温度はさらに上昇します。暑すぎて大人でも夜は眠ることができません。長時間続けば、冷凍庫の中の食材は全て溶けてしまいます。

そのような停電時の強い味方が、発電機です。駐在員と現地富裕層が暮らす多くの家には、ディーゼル発電機が設置されています。停電が発生し、電力会社からの電気供給が止まった時に軽油の力で発電し、電気を供給してくれます。

発電機の種類や出力容量は多様にあるので、各家庭で予算や使用電力を見ながら必要な大きさの発電機を取り付けています。私たちは24KVa出力可能な発電機を使用しています。これにより、停電の間も冷蔵庫、照明、インターネット、扇風機の電力をまかなうことができています。会社によっては、駐在員家庭に大型の発電機を貸与し、定期メンテナンスを行ってくれるところもあるようです。

しかし発電機は停電発生後に起動するため、停電発生の瞬間に一度電源が落ちてしまうことは避けられません。その電源障害(不安定な電圧を含む)がコンピュータ機器に過度な負担をもたらし、故障の原因となってしまうこともあります。

そのため、停電や不安定な電圧等による電源障害から大切な電子機器(パソコン等)を守るために使用しているアイテムをご紹介します。

② 無停電電源装置(UPS)

バックアップ電力により、停電発生から発電機起動までの間も電力を供給し続ける装置です。

パソコンやテレビの電源をUPSに接続しておくと、停電発生時も電源が落ちることがありません。我が家のUPSはバッテリー型で、現地で購入しました。

但しバッテリー継続時間が短いので、長時間の停電に耐えることはできません。あくまで「発電機が起動するまでの補助的な役割」と捉え、使用しています。

③ 電圧安定装置

普段から電圧が不安定な地域であるため、突然電圧が下がり電源が落ちてしまうこともあります。

日頃の不安定な電圧に加え、落雷時、停電復旧時にも安定した電圧を維持できるように、電子機器は電圧安定装置を通して電源に接続しています。こちらも現地で購入可能です。

※電圧安定機能を備えた無停電電源装置(UPS)も販売されています。

断水対策

「停電よりも、断水の方が困る」

ブルキナファソにいる駐在員が、口を揃えて言っていることです。

水は日常生活において必要不可欠です。断水は手が洗えないことはおろか、トイレの水を流す、料理、皿洗い、入浴(シャワー)等、日常生活の大部分に影響を及ぼします。

① 断水時の強い味方!貯水タンク

断水対策として、我が家では「ポンプ付き貯水タンク」を設置しています。

水道会社から水の供給があるうちに備え付けの大容量タンクに水を貯め、断水時にスイッチを入れるとポンプが水を汲み上げ、供給してくれます。我が家の貯水タンクの容量は1000リットルで、4人家族の我が家では、2~3日程度の断水なら凌ぐことができます。もちろん、それ以上断水が続けば貯水も尽きてしまいます。

② 遊びだけじゃない、自宅プールの存在意義

貯水が尽きた時に役立つのが、自宅のプールです。

もともとプール付きの物件は探していませんでしたが、他の理由で選んだ我が家には小さなプールがついていました。普段は子どもたちと泳いで遊んでいるプールが、貯水が尽きると一瞬にして「巨大貯水タンク」へと姿を変えます。

バケツにプールの水を汲んでおけば、いつでもトイレの水を流すことができます。プールの水を汲んで食器を洗い、シャワーの代わりに子どもたちの身体を洗うこともできます。まさかプールが貯水タンク代わりになるとは、この家を選んだ当初は想定もしていませんでした。

プールは維持管理に多少なりとも費用がかかりますが、断水時のメリットがその負担を遥かに上回ります。ブルキナファソに来るまで、自宅プールの存在がここまで心強いとは知りえませんでした。

改めて感じる水と電気の大切さ

私たちは生活インフラが不安定な中でも、上述の停電・断水対策を講じることによって、より快適な駐在生活を可能にしています。

しかし、ブルキナファソには電気・水道の通っていない地域も多くあります。

私たちの身近に暮らす地元の知人は、夜中の1時に共同ポンプまで水を汲みに行かないと生活用水を確保することができません。少しでも多くの水を運ぶために、小学生の子どもも連れていきます。彼らは少ない水を丁寧に大切に使います。

そういった現地の人々の生活を目の当たりにした時、そして停電・断水が起こる度に、電気と水の大切さが痛いほど身に沁みます。断水が数日続いた後に浴びるシャワーのありがたみは、言葉には表せません。上から温かい水が流れてくるシャワーに感動すら覚えます。

ブルキナファソでの駐在生活は、日常生活にあふれた当たり前の幸せを私に教えてくれます。

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