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中国│【8月26日】特別招聘状についての最新情報

2020.08.26

【8月26日】特別招聘状についての最新情報

8月22日、在日本中国大使館から同日午前0時を以て、中国政府の発行した有効な居留許可証を保有する駐在員及びその家族が中国に戻るためのヴィザの発給の受付を再開すると発表がありました。

具体的には、9月1日以降、東京・名古屋・大阪のヴィザセンター並びに札幌・新潟・福岡・長崎の各総領事館に於いて、上記ヴィザ発給の申請受付を開始するという内容です 。

1:これまでの経緯について

・3月28日午前0時を以て、この時点で発行済みの居留許可証及び訪中査証の効力を暫時停止し、これらの書類を保有する外国人の入境が停止されました

・これ以降、中国への渡航が必要な場合は、省レベルの政府へ個別に申請し、同政府が発行する特別招聘状を以て、日本の中国大使館(領事館)で新たにヴィザの発給を受けることが求められました

・いわゆる緊急ヴィザと言われるものです

・上海市の場合は直轄市ですので、上海市政府が発行する特別招聘状が該当します

2:緊急ヴィザについて

・中国への入国を希望する日本人は、以下の通りに分類されます

A:新たに駐在又は出張のために入国を希望する方(及び帯同する家族)

B:既に駐在していたが春節などで日本へ帰国中に戻れなくなった方(及び帯同する家族)

・今回の新しい政策の対象となるのは、Bの方のうち9月1日以降のヴィザ申請の時点で保有する(旅券に貼られている)居留許可証の有効期限が残っている方です

・これらの方々は、従来必要であった省レベルの政府からの特別招聘状無しで、直接中国大使館(領事館)でヴィザの申請が出来ることとなりました

・区分Aの方及び区分Bで居留許可証の有効期限が切れてしまっている方は、従来通り省レベルの政府が発行する特別招聘状が無いと、ヴィザの申請は出来ません

・なお、本政策施行後に於いても入国後の隔離観察処置が変更される予定は発表されていません

(8月25日時点)

上海市内に固定の住居がある方、江蘇省・浙江省・安徽省へ異動される方7日(指定施設)+7日(自宅)

上海市内に固定の住居が無い又は上記3省以外の場所へ異動される方14日(指定施設)

・また、日本からの搭乗便に於いて確定症例者が出た場合、その濃厚接触者に認定された場合は、仮に自宅で隔離観察中でも一旦検査のため指定施設へ移送されます(目安として確定症例者の座席の前後左右3席)

3:最近の流れについて

・初めに、今回の政策で改善の兆しが見え始めたと書きましたが、主に以下の理由です

①緊急ヴィザに関しては、運用開始当初は非常に厳格な基準で運用され、かなり特別な事情がない限り特別招聘状の発行が実現しませんでした(申請すら電話の段階で却下される状況)

②5月前後から、徐々に柔軟な運用になり貿易会社や販売会社などからの申請も受け付けられるようになり特別招聘状の発行件数もかなり増え始めました

③7月に入ると、従来は駐在員本人と同時であることが条件であった、家族に対する特別招聘状についても、家族単独での申請が認められるようになり、実際に発給も始まりました

・この流れの中で、今回の政策が示されたことで、ビジネス関連の渡航に関して規制が緩和される期待が高まっていると判断しています

※ヴィザに関するおさらい※

■ヴィザ(査証)とは、中国国外に居る外国人が中国への入国を希望し、中国の在外公館(大使館又は領事館へ)その旨を申請し、審査を経た後に発行されるものです

■但し、厳密には、ヴィザ=入国許可ではなく、あくまでも申請者の身分(旅券の内容など)や入国の理由が正当なものであることを証明する書類に過ぎません

■最終的に入国の可否を判断するのは、空港の出入国審査(いわゆるイミグレ:辺防)で特別な事情が認められる場合は入国を拒否されます

4:今後の見通し及び懸念材料

・前回の報告書にも記しましたが、今後緊急ヴィザによる入国者が増えるにつれ、やはり日本での感染状況とPCR検査の実施状況が懸念材料となります

・また、日本からの航空機の運航状況も懸念材料の1つで、苦労して取得した緊急ヴィザの有効期限内に無事に渡航できるかと言う心配もあります

・更に入国後の隔離観察処置も引き続き懸念材料として残っています、自宅があり隔離観察が7日+7日の場合は、入国してから隔離観察が解かれるまでの間に計3回PCR検査を受ける必要があります

※PCR検査について※

■前回の報告でも記した通り、中国への渡航を予定される場合は、指定機関でなくとも構いませんので可能な限り出発までにPCR検査を受けられることをお薦め(お願い)します

■入国時に陽性反応を示し確定症例となってしまった場合、隔離ではなく専門の医療施設での治療が開始されることになり、相当なストレスと金銭的な負担を強いられることになります

5:今後の見通しについて

・上海では11月5日から10日までの日程で、第三回輸入博覧会の開催が予定され準備が進んでいます

・物流を含め博覧会への参加者などの受け入れに関し、新しい政策が出てくる可能性もあります

・基本的には。経済活動の再開を重視した水際対策を講じてくると思われ、これまで以上にビジネス目的の渡航は増えると考えられます

・先ずは出来ることとしてのご自身の陰性を担保した上で、渡航されることをお願いしたいと思います

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