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海外でテロに遭遇!非常事態に知っておくべきリスクへの対応方法

2018.12.27

逃げる! 隠れる! 知らせる!

突然の銃声音、目の前の爆発―誰でも思考が停止し、体が動かなくなっても不思議ではありません。しかし、生き延びるために自ら動く必要があります。非常事態にとるべき行動を知っておくことで、緊急時にも体を動かして対応できるように備えておきましょう。覚えておくべきアクションは次の3つです。

「逃げる」

近くで事件が起きたら、まずなるべく現場から遠くへ全速力で走ってください。「逃げる」ことは緊急事態の中で自分でできる最初の選択肢です。逃げる際は、まっすぐ走ると撃たれやすくなるため、ジグザグに走ることを心掛けてください。

走って逃げられない場合は、「逃げる」という次の選択肢を模索してください。隠れる際には、襲撃犯の視界から自分を隠すことができているか、隠れている場所は銃弾から身を護れるほど分厚く硬い丈夫な素材でできているか、の2点に注意してください。

「隠れる」

「隠れる」にあたっては、治安部隊が到着するまでいかに時間を稼ぎ、襲撃や衝撃から自分を守り続けられるかが重要なキーとなります。たとえば、ホテルの部屋にいる場合、重たい家具で入り口をふさぎ、銃撃に備え、ドアや窓から離れ、見つからないように息を潜め、携帯電話をサイレント・モードにしましょう。パニックに陥らず冷静さを保つよう努めてください。

「知らせる」

最後にしてほしいことは、「知らせる」です。連絡を取ることなしに外部からの助けは得られません。この際、最も注意を払うべきは携帯電話の電池残量です。電池切れでは外部との連絡手段がなくなってしまいます。非常に重要な情報を伝える場合を除き、通話は必要最低限に留めたほうがよいでしょう。ショート・メッセージやSNSを使って外部とコンタクトを取ることも有効な手段となります。

事前に緊急時の連絡先の電話番号やメールアドレスを登録しておくことも大切です。事件発生時はまずその連絡先に自分の状況、居場所、怪我の有無を伝えましょう。緊急事態の発生と助けが必要なことを外部に連絡することは、事態打開の一助となるはずです。

インターナショナルSOS

テロがどこで、いつ起こるかは誰もわかりません。穏やかな街や楽しい場が一瞬で不幸な現場になることもありえます。そして、そこに自分や家族がいることになるかもしれません。テロに直面してしまった場合の最善策―「逃げる」「隠れる」「知らせる」―を頭の片隅において、もしものときには思い出してください。緊急事態が発生したとき、まずあなたを守れるのはあなた自身であることを忘れないでください。

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