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【イタリア】住宅賃貸とサービスアパートメントのススメ

2018.10.05

住宅賃貸の種類

イタリアで住宅を賃貸するには、一般的な不動産代理店を通して、従来の賃貸契約を交わす方法といわゆるサービスアパートメントをレンタルする方法というのがほとんど。

一般的な賃貸契約というのは4年契約で、大家、借人双方に問題がなければ自動的にもう4年更新となる。ただし、このあたり、契約時の交渉次第で条件を変更することは可能。一方、サービスアパートメントの場合は、運営会社が一般のアパートメント所有者から借り受け、管理運営してくれるので決められた料金を毎月払い、家探しから解約まで、窓口は運営会社のみとなる。

また、イタリアでは"レジデンス"と呼ばれているが、アパートメントホテルがある。こちらはまさにホテルとアパートメントの中間で、ホテルのようにレセプションや各種サービスがあるうえ、室内はアパートメントなのでキッチンなども付いているタイプ。レジデンスほど値段も張らず、一般の賃貸物件よりも煩わしい手続きが少ないサービスアパートメント、2,3か月から1年ぐらいの赴任であれば特に利用したい住居賃貸形態ではないだろうか。

契約形態がフレキシブル

運営会社により異なるが、契約期間は基本的に18か月まで。それ以上滞在する場合は再度、新規契約をすればよい。途中解約の場合も1か月から2か月前までに申告というのが一般的で、急に帰国が決まってしまった、という場合も無駄を最小限に防ぐことができる。

逆に、現地に入ってからゆっくり物件探しをしようと最初の1,2か月だけの契約だったとしても、なかなか物件が見つからなかったり、思っていたよりも住み心地がよくこのまま住み続けようと思っても物件が空室であれば延長も可能。

生活必需品

一般の賃貸だと、まず家具付き、家具なしの物件に分かれる。1,2年の赴任であれば家具付き物件を探すことになると思うが、細かい備品、つまり食器や掃除用具などは揃っていないケースがほとんど。サービスアパートメントであれば家具だけでなく、調理器具や、アイロン、掃除道具等も備えられている。ただ、イタリアで一般的に使われる物が備え付けられるため、炊飯器、食器も茶碗や箸などはない。

ライフライン

通常の賃貸契約の場合、ガスや電気などのライフラインは自分で別途契約、解約する必要があるが、サービスアパートメントの場合は自分で契約する必要なない。料金に関しては、全額込み、上限があり超過分を支払う、全額別途請求されるケースがあるので、契約前に要確認。

トラブルに際して

イタリアには100年を超える建物も多く、中はきれいにリフォームされていても建物自体が古く、配管の水漏れなどのトラブルが起こることもしばしば。また、湯沸かし器やエアコンが壊れた、水詰まり、電化製品や家具の建付けの不具合などの故障も、運営会社に連絡すればすべて対応してもらえる。修理業者が平日の日中にしか来られないということも多いが、仕事中に仕事を抜けて家に帰り自分で対応する必要もなく、運営会社のスタッフが代わりに家で待機し、対応してもらうことも可能。

各種支払いに関して(賃料・敷金・礼金・管理費)

賃料

一般の賃貸契約ですと、通常大家に銀行振り込みとなるが、サービスアパートメントであればほとんどの運営会社でクレジットカードでの支払いも受け付けている。赴任期間がそれほど長くなく、イタリアに口座を開設するつもりがない場合は便利。

礼金・敷金

通常、礼金はなし、敷金は一般の賃貸よりも低めに設定されている。一般賃貸契約の場合、不動産会社への礼金は1か月分、敷金は3か月から6か月分。一方、サービスアパートメントの場合、礼金なし、敷金は1か月から3か月分。

管理費

それぞれの建物により誤差はあるが、アパートメントに住む限り、共栄管理費がかかる。一般の賃貸契約の場合は月々の賃料に含まれているケース、含まれていないケースがある。含まれていない場合は、建物により金額にかなりの違いがあるので確認が必要。サービスアパートメントの場合は含まれているケースがほとんど。料金は例えば、管理人が在中している・していない。建物全体のセントラルヒーティングか、そうでないか、など違ってくる。水道代は管理費に含まれており、自分で契約する必要はない。

言語に関して

昨今変わりつつもあるが一般の不動産会社、大家はイタリア語しか話せず、コミュニケーションに問題が、というケースも多々、トラブルの原因ともなりかねない。サービスアパートメント運営会社であれば英語はもちろんのこと日本語が通じるところもあるので、契約から滞在中も何かと相談もでき安心できる。

イタリアhalldis

以上、ざっとサービスアパートメントの利点を挙げてみましたが、料金はいろいろな利点に伴い、当然一般の賃貸契約よりも割高となります。ただ、金額云々よりも、契約時やトラブル時の時間と気苦労、言葉の壁を考えると、決してコストパフォーマンスは悪くありません。

サービスアパートメントは一般的にレジデンスよりも部屋も広く、1人用の小さいタイプから家族で住むこともできる大型のアパートメント、インテリアもスタイリッシュからクラッシックなタイプ、場所も市内に点在しているため、勤務地やライフスタイルを考慮の上、多くの選択肢の中から選ぶことができます。

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