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現地レポート│カンボジアの医療【基礎編】

2018.11.09

カンボジアでの生活

カンボジアはここ数年における経済発展により、特に首都:プノンペンの街並みは高層ビルが立ち並び、また外資系企業の進出も増えているため、在住外国人数も年々増加傾向にあります。

在住外国人の多くは、ビジネスの街:プノンペン、観光地の街:シェムリアップ、近年注目を浴びている第三の都市:バッタンバンに居住しており、また経済特区のタイ国境の街:ポイペトにもここ数年内で日系企業の進出が目立っています。カンボジアでの日常生活は一般的に物価が安いため、賢く買い物をすれば出費をを安く抑えることができます。しかし医療費用に関しては論外で、治療内容によっては高額になるのが現状です。

カンボジアでの病院選び

体調を崩した / 体のトラブルが気になる / 予期せぬアクシデントでケガを負ってしまったなど、突然の体の異変や健康に関するトラブルは、どこに住んでいようとも誰にでも起りうる事です。特に「日本と事情が違う海外生活で」となると不安もより一層強くなるものです。当院をご利用される日本人の方の多くは、「こんなキレイな病院があるとは知らなかったです」と驚かれる方が多いのですが、カンボジアには日本人の方でも安心していただける病院があることをご存知でしょうか?

現在カンボジア国内には日本人在住者が比較的多い、首都:プノンペンと最大観光地:シェムリアップの2都市に、外資系または日系の「私立病院」が存在しています。私立病院では英語が堪能なスタッフがほとんどで、病院によっては日本人通訳スタッフまたは日本人の医療従事者が常駐しているため、日本語で安心して受診ができます。

私立病院の他にはカンボジア政府が運営する「国立病院 / 州立病院」や、個人開業医の「クリニック:診療所」などが選択肢として上げられます。しかしこれらの病院での対応言語は、現地クメール語またはフランス語のみとなり、英語でのコミュニケーションが極めて難しく、また場所によっては施設衛生環境に目を疑いたくなる事も多く見られます。

日本とは病院事情が異なるので、事前に病院へ問い合わせや病院見学を行うなど、自身が安心して利用できる病院選びの情報収集は行っておくことをお勧めします。

私立病院は自由診療制

カンボジアの病院は自由診療制のため、各病院により医療治療費の金額は一律ではありません。そのため特にカンボジアの私立病院を利用するときに、日本の病院にかかる感覚で受診すると、より一層医療費の高額さを感じてしまいます。

自費で私立病院やクリニック:診療所を利用する方の場合、診察や各処置・治療の前に支払い能力を尋ねられ、支払いが難しいと見なされた場合は適切な治療が受けられないことも珍しくありませんので注意して下さい。

しかし私立病院によっては、日本または外資系の海外旅行保険手続きが可能な病院も多く、診察内容によっては「キャッシュレスサービス:無料診療」で利用ができるため、海外旅行傷害保険への加入を強くおススメいたします。

カンボジアで気をつけたい体のトラブル

当院:ロイヤルアンコールインターナショナル病院は、カンボジア最大の観光地:アンコールワット遺跡群のあるシェムリアップにあり、短期観光客や長期滞在される在住日本人の方に多くご利用いただいています。短期旅行者 / 長期在住者に関わらず、当地:シェムリアップで多くみられる体のトラブルを、下記の季節ごとにご紹介します。

■通 年

お腹(消化器系)のトラブル

食の衛生管理が日本より劣っているため、年中問わず発症される方が圧倒的に多いトラブルです。下痢や腹痛、吐き気・嘔吐などの症状が共通しており、診断の結果「急性胃腸炎」や「急性アメーバ赤痢」などの他、まれに急性肝炎や急性虫垂炎のケースもあります。

ケガのトラブル

遺跡観光中につまづいて転倒、自転車やバイク/ 車の運転中や乗車中に、無謀な運転をする他者に巻き込まれたことにより事故に遭われ、ケガを負われる方もいます。予期せぬ事故により負われるケガの中には、外科手術や緊急医療搬送が必要となる程の大ケガになる事もあり、医療治療費も高額になる事も珍しくありません。/p>

■雨季:6月~11月初頭

デング熱 / マラリア

雨量が増える雨季には蚊が大量に発生するため、蚊を媒体にして感染する感染者が増える時期です。

蚊に刺されない対策をしっかり行うことが大切となります。

インフルエンザ

夏休みシーズンを迎える8月~10月上旬まで、世界各国から観光客がシェムリアップに渡航する時期と重なるため、一時的に「インフルエンザ」が増える傾向にあります。

■乾季:11月下旬~5月■

乾季は雨量が減り空気が乾燥すると同時に、砂埃が街中を覆うため、喉の痛み・咳・鼻済みなどの症状を発症しやすい環境になります。症状が重症化すると「急性気管支炎」や「副鼻腔炎」などを引き起こし、治療が長引かれる方も少なくありません。また空気が冷たくなり体感温度がグッと下がる11月下旬~2月までの乾季は、日本の空気が乾燥する季節と変わらず風邪の症状(鼻水、喉の痛み、咳、発熱など)を発症しやすく、インフルエンザの流行も見られます。

カンボジアは日本と食生活や生活環境が異なるため、日頃からご自身の体の声に耳を傾けて、「あれ・・・おかしいな?」と思えば我慢せずに早めに医療機関を受診し、症状が悪化しないよう心掛けて下さい。

ロイヤルアンコール国際病院とは?

ロイヤルアンコール国際病院 

タイ・バンコクを本拠点とするバンコク病院(Bangkok Dusit Medical Service)の国外拠点第1号として、2007年にカンボジア・シェムリアップに開院した、年中無休:24時間体制の私立病院です。

電話:(855)063 761 888(代表)

診療科目:内科 外科 小児内科 耳鼻咽喉科 婦人科 産科 健康診断 各種予防接種

診療時間:午前8時~午後17時 (時間外は総合診療医師が対応)

シェムリアップで初の「日本人専用サービス」を開設した病院で、日本人通訳スタッフが常駐しているため日本語での受診はもちろんながら、日系および外資系の海外旅行傷害保険:キャッシュレスサービス(無料診療)も利用できる病院です。診察 / 海外旅行傷害保険手続き / 各種予防接種などの各種ご相談は、日本人通訳スタッフが承りますのでどうぞお気軽にご連絡下さい。

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